検索窓
今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:153 hit

第2話 ユウヤのそばにいる理由 ページ7

「………君は」


「へ」


完璧な土下座の体制に入ってどうにかユウヤの頭を下げさせようとしてたらなんか話しかけられた。


え?誘拐犯がそんなに喋ってええん??


後々声でバレるくない??


「俺の目的がわかってるの?ならなんで君が謝るのさ……君も被害者だ」


「………」


確かにそうかもしれないけど………。


ボクだって首絞められたし、なんならユウヤしかこの場で悪いやついないけど………でも。


「不本意ながらも今ユウヤと共に行動しているのはボクです、だからボクはユウヤに教えなくてはならない………人殺しは間違っていて、人を傷つけるのは駄目で、彼の母親は彼を虐待していたのだと」


「………!」


「……」


ユウヤは空気を読んだのか、黙ってボクの話を聞いていた。


「ユウヤには倫理観も、道徳的思考も、もっと言えば人格的欠如によって歪んだ思考しかありません………でも、それは彼を取り巻く環境(まわり)が悪かった」


「………っ」ギュッ


リンタロウが手を強く握っている。


「だからって周りを巻き込んでいい理由にはならないし、人を傷つけていい理由にはならない……ユウヤはこれから変わらせていきます………いや、必ず変わります、これは許しを得るための謝罪ではありません、今の謝罪はきっと、ユウヤの中ではなにも動かないだろうから………いつかユウヤが変われたら、その時またユウヤ自身に謝罪に行かせます……だから、今は安心してください………もう“ユウヤは”繰り返さないって」


「!」

第3話 この子だけは→←第1話 あれ、襲う理由あるにはあるけどないっちゃなくないですか??



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

とp(プロフ) - ハチミツころっけさん» コメントありがとうございます!同じ作る人からのコメント初めてでとても嬉しいです!頑張ります! (3月26日 18時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツころっけ(プロフ) - 新着順から失礼!プロフまで読ませて頂きました!はちゃめちゃに面白いです!夢主ちゃんのノリが好きです!私も今占ツクで狼ゲームの夢小説書いてるんですよねー!お互い頑張りましょう! (3月24日 8時) (レス) @page4 id: 412fafe8d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とp | 作成日時:2024年3月22日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。