第2話 ユウヤのそばにいる理由 ページ7
「………君は」
「へ」
完璧な土下座の体制に入ってどうにかユウヤの頭を下げさせようとしてたらなんか話しかけられた。
え?誘拐犯がそんなに喋ってええん??
後々声でバレるくない??
「俺の目的がわかってるの?ならなんで君が謝るのさ……君も被害者だ」
「………」
確かにそうかもしれないけど………。
ボクだって首絞められたし、なんならユウヤしかこの場で悪いやついないけど………でも。
「不本意ながらも今ユウヤと共に行動しているのはボクです、だからボクはユウヤに教えなくてはならない………人殺しは間違っていて、人を傷つけるのは駄目で、彼の母親は彼を虐待していたのだと」
「………!」
「……」
ユウヤは空気を読んだのか、黙ってボクの話を聞いていた。
「ユウヤには倫理観も、道徳的思考も、もっと言えば人格的欠如によって歪んだ思考しかありません………でも、それは彼を取り巻く
「………っ」ギュッ
リンタロウが手を強く握っている。
「だからって周りを巻き込んでいい理由にはならないし、人を傷つけていい理由にはならない……ユウヤはこれから変わらせていきます………いや、必ず変わります、これは許しを得るための謝罪ではありません、今の謝罪はきっと、ユウヤの中ではなにも動かないだろうから………いつかユウヤが変われたら、その時またユウヤ自身に謝罪に行かせます……だから、今は安心してください………もう“ユウヤは”繰り返さないって」
「!」
第3話 この子だけは→←第1話 あれ、襲う理由あるにはあるけどないっちゃなくないですか??
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とp(プロフ) - ハチミツころっけさん» コメントありがとうございます!同じ作る人からのコメント初めてでとても嬉しいです!頑張ります! (3月26日 18時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツころっけ(プロフ) - 新着順から失礼!プロフまで読ませて頂きました!はちゃめちゃに面白いです!夢主ちゃんのノリが好きです!私も今占ツクで狼ゲームの夢小説書いてるんですよねー!お互い頑張りましょう! (3月24日 8時) (レス) @page4 id: 412fafe8d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とp | 作成日時:2024年3月22日 17時