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ケイン ページ6

外に出るとディアンヌが不思議そうな顔をしていた。


「ゴウセル…?今、ゴウセルって言った?見つかったの!?」


「確証は持てねぇけどな、聖騎士が追ってる“鎧巨人”ってのは奴だ」


「じゃあみんなで早速助けに行こう!!」


助けに行こうと言うディアンヌだが、メリオダスはダメだと言う。


そして、Aとディアンヌを交互に見る。


「二人はここでエリザベスを守ってくれ、頼まれてくれるか?」


「了解した」


すると騒ぎが気になったのかエリザベスとホークも降りてきた。


「メリオダス様…?どこかへ行かれるのですか?」


『エリザベスちゃん、起きちゃダメだって』


「おーじょ」


まだ完治してない状態で小さく咳き込むエリザベスの元へ駆け寄り、Aはよろめく身体を支える。


「ちょっと山の方へな、すぐ戻るさ」


「じゃあ私も…」


「ダメに決まってるやろ、病人ははよ寝て治しぃ」


「Aの言うとおりだ、Aとディアンヌは残るから安心しろって、ほら、まだ熱あんじゃねーか、ゆっくり寝てろ、な?」


「メリオダス様…」


エリザベスに近づき、彼女の額に手をあてるメリオダス。


エリザベスは困ったように笑い、「分かりました」と頷いた。



















エリザベスの顔色もすっかり良くなってきた頃、店に客がやって来た。



体を動かしたい、というエリザベスの言葉に無理しないならとAは頷き、二人で客の接客をしようとしていたが。


「これは夢か……リズ!」


店の扉を開けてそこにいたのは喧嘩祭りの時にメリオダスと戦った“ケイン”というおじいさんだった。


ケインさんはエリザベスを見るなり肩を震わせ、「リズ」と口にする。


困惑するエリザベスに代わり、Aはケインさんをお店の中へ通した。


「ケイン………やったっけ?てんちょーとの試合一応見てたけど………ようあの後無事やったな」


「うむ、まぁ何とかな、住民達を避難させるのに必死じゃったよ、空から隕石が落下してきた時は腰を抜かしたわい!」


カウンター席にケインさんを案内しすると酒とつまみを出すA。


「それにしても驚いたわい…端正な顔立ち、柔らかな声もよう似ておる、リズが生き返ったかと思ってしもうた」


ケインさんの言葉にAはエリザベスを見つめる。


少し細められた瞳は、何を思っているのか。

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qichi(プロフ) - とpさん» なるほど、未定ですか…😭はい!続き気長に待ってます🙏お返事ありがとうございました〜!!😭 (4月19日 18時) (レス) id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)
とp(プロフ) - qichiさん» コメントありがとうございます!そうですね、実はこれ漫画見ながら書いていたので、次いつ漫画を買うのかわからないので完全に続きは未定です。すいません。もし続きを書いたら読んでくださるとありがたいです! (4月19日 5時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
qichi(プロフ) - 初コメ失礼します…!こちらの作品、とっても面白かったです!!一気読みしちゃいました…もう更新は無い方向ですかね…?😭 (4月19日 1時) (レス) @page26 id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とp | 作成日時:2023年11月23日 10時

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