しあわせな物語【七つの大罪】弐

26 ページ26

メリオダスVS十戒二人の戦闘が始まる。


そして他の参加者達はドロールの巨大な手に閉じ込められてしまった。


あ、地面を変形させてできた手ね←


「てめえら！！みんなでメリオダスの加勢に行くぞ！！」


「…行ってどうする？」


「プゴッ！？」


「表に出て何秒立ってられる…！？団ちょの足を引っ張るのが関の山だ…」


バンですら加勢に行きたい気持ちはあれど、それはただの足手纏いでしかならない。


キングも苦い表情をしながら俯き、バンの言う通りだと言葉をもらす。


「相手は今までの敵とは次元がまるで異なる力を持つ十戒、正直、現状で太刀打ち出来るのはメリオダス…彼をおいていない」


「…だとすれば俺たちがここに閉じ込められていることもハンデになってしまうのでは？」



ギルサンダーの問いにキングは唇を噛んで悔しげに眉を寄せた。


「ま、わしらは所謂人質じゃ、そこののっぽの言う通り、このままなにもせんかったら明らかにあの金髪の坊主がふりになるであろうな」


「そんな、…メリオダス様…」


ハウザーが武器で岩盤を叩くも、ビクともしない。


全員が頭を抱えていたその時。


「私に任せてくれないか、この空間にいる全員を安全な場所へ瞬間移動させる」


そんな中で救世主のように名乗りを挙げたのは、ギルフロストという男。


「そ、そんな事が出来るんですか？」


「なんとかやってみよう」


「…」


なんかこいつの魔力知っとんな…………なんでや？


ハルオが言っとった一人称が“あーし”の時に出会った奴なんかの？


………まぁ、どっちにしろ“見とかな”。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←言っとる場合か！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す