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誰が為の願い ページ19

「や、やぁ……A、ちゃん」


「………………ああ、自称天使」


「やめてぇなそのあだ名!!」


なにもない、白い空間。


Aと自称天使………いや本当に天使であるハルオは呑気に話していた。


「御上が君を転生させたことによってイレギュラーが発生するやもしれんって言っとったけど、まさかこんな事になるとは………」


「ふーん、どうでもええね」


「軽っ!!死んだのに!?」


「死ぬのに一度も二度も変わらへんわ………ローは最後お別れ言った時悲しそうに鳴いとったけど、あーしの死を悲しんでたのはあいつくらいやし………」


「…………七つの大罪も、王女も、他の聖騎士も………悲しんどったよ」


ハルオが悲しそうにそう言う。


だがAはその言葉に背くように言った。


「嘘つくなや」


「嘘やない」


「人間はな!!!!」ダンッ


空間にヒビが入りそうなほど上も下もない空間の床らしきものを叩く。


血が滲むほど握りしめられた拳には、Aの積もり積もったの感情が詰まっているようだった。


「関係ないやつの死を、簡単に忘れられる生き物なんや………大人は、ロクに弔いもせんくせに、くだらん噂に踊らされて、あーしと叔父(おやっ)さんとの別れを簡単に奪ったんや!!!」


「…………」


「人の死を悲しむ奴なんておるわけがない!!明日にだって忘れとる!!あーし等は…………常に死と隣合わせで生きとったのに………!!来ないかもしれない明日(未来)を夢見ながら懸命に生きとったのに………!!!」


「でも………“坊”くんは君の死を嘆き、君の幸せを願った」


「!!」


Aが顔を上げる。


ハルオは消えそうな笑みを浮かべて言った。


「君はまだ生きとうよ、君の大切な………“坊”くんのお陰で」


「……………“坊”、」


「生きて変えてみせてよ……君の、“坊くんの願い”を」



















「さぁ起きて、A」

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qichi(プロフ) - とpさん» なるほど、未定ですか…😭はい!続き気長に待ってます🙏お返事ありがとうございました〜!!😭 (4月19日 18時) (レス) id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)
とp(プロフ) - qichiさん» コメントありがとうございます!そうですね、実はこれ漫画見ながら書いていたので、次いつ漫画を買うのかわからないので完全に続きは未定です。すいません。もし続きを書いたら読んでくださるとありがたいです! (4月19日 5時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
qichi(プロフ) - 初コメ失礼します…!こちらの作品、とっても面白かったです!!一気読みしちゃいました…もう更新は無い方向ですかね…?😭 (4月19日 1時) (レス) @page26 id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とp | 作成日時:2023年11月23日 10時

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