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少女 ページ18

「か、語り手って…………?」


「………………」


問いかけたスレイダーを無視し、Aは歩き出す。


「ちょ、ちょっとあなたどこ行くの!?」


「決まってるやろ、大事になるまで休むねん…………ふあああ、やばい……………最近、寝て、なかった…………から、」


『バウッ』


待ってましたと言わんばかりにローが倒れ込むAを支える。


「A?どうかしたの?」


部屋の中にいるためどうなっているのかわからないエリザベスが心配して声をかける。


「マー、リンが来たら、部屋を開けて…………くれる………それまで、大人しくしときぃ……や」


その言葉を最後にAは眠りについてしまった。


そんなAをどうしようか迷っていたスレイダーをよそに、ローはAの服を加えて宙に放おるとAを一飲みしてしまった。


そして自身も異空間へと姿を消してしまう。


「な、なんだったの………一体」


スレイダーはAの言う通り大人しくしているしかなかった。



















ヘンドリクセンが魔人の血を取り込み変貌した。


赤色の魔人、そして灰色の魔人の力を手にしたヘンドリクセンは圧倒的な力で次々に命を奪っていった。


なすすべなく倒れる仲間達。


七つの大罪ですらも地に伏してしまったその時、救世主が現れた。


『いいやいる!このホーク様がな!』


ホークだ。


メリオダスを庇うように前に勇敢に立つホーク。


震え一つないがその勇気とは裏腹に、残酷な現実もあった。


………暗黒の環(ダーク・ネビュラ)は、明らかにホークが庇うだけでは全員の被害を避けられないわけではなかった。


そんな事実とは裏腹にどんどんホークの死は近づいてゆく。


あと数秒、そんなときだった。


ホークの頭上辺りに異空間が現れる。


中からAが一回転し、ホークに飛び乗った。


「おっ待たせ〜〜〜〜〜!!!いや〜寝るのはええなぁ!目がぱっちり覚めた!」


「「!?」」


「A………!?」


「庇いに来たで!メリオダス!豚さんだけじゃ無理やろこれは!……………ゴウセル」


今まで一方的に楽しそうに話していたAの視線が倒れたゴウセルに向けられる。


首を落とされたゴウセルはピクリとも動かない。


「後は任せた!」


そう言い一人の少女と豚は死んだ。

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qichi(プロフ) - とpさん» なるほど、未定ですか…😭はい!続き気長に待ってます🙏お返事ありがとうございました〜!!😭 (4月19日 18時) (レス) id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)
とp(プロフ) - qichiさん» コメントありがとうございます!そうですね、実はこれ漫画見ながら書いていたので、次いつ漫画を買うのかわからないので完全に続きは未定です。すいません。もし続きを書いたら読んでくださるとありがたいです! (4月19日 5時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
qichi(プロフ) - 初コメ失礼します…!こちらの作品、とっても面白かったです!!一気読みしちゃいました…もう更新は無い方向ですかね…?😭 (4月19日 1時) (レス) @page26 id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とp | 作成日時:2023年11月23日 10時

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