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仲間じゃない ページ12

「ちょっと聞いていい?」


酔いが覚めた様にキングが地上におり、Aに聞く。


以前開き直った様な態度だったが、Aはキングの方を向いた。


「ゴウセルの話が本当なら、君は未来なんて見えないはずだよね?だったらなんで……………“山に行く子供達を叱ったの”?」


「!」


バンが思い出したかのようにAを見る。


そういえばAは鎧巨人が出たと聞いて山へ向かった子供達に怒鳴った。


山に行けばあのバケモノがいたからだ。


聖騎士よりも容易く子供の命を奪う聖騎士のなれの果て(バケモノ)が。


だからAは………。


『ガキ共!!“命惜しい”なら馬鹿な真似するんやないで!!』


「オレが今まで教えてもらった未来にも、間違いなんて一つもなかった、A、お前……………一体何者なんだ?」


Aの顔には影がさして見えなかったが、少し覗いている瞳は冷めきっていた。


「…………知らない、逆に君は答えらてんの?………あーしには親もいないし友達も兄弟も、家族もいない、自分を証明するものはなにもない………あるのは“目標”を達成しなくちゃいけないっていう使命感だけ」


「その目標ってなんなんだ?」


メリオダス問う。


Aは即答した。


「言うわけ無いじゃん、君といるのは利害の一着、あーしとアンタ達は仲間じゃない」



















「ねぇ団長、本当にあの子を連れたまま旅を続けるの?」ボソッ


「?どーしたキング」


黙々とテーブルを片付けるAを横目に、キングは焚き火を消すメリオダスに小声で声をかけた。


あの後宴会は微妙な空気で終わった。


キングはAの発言により不審感を募らせた。


それはその他のメンバーも同様だった。


「もしかしたらあの子、聖騎士側のスパイかもしれないよ!だって魔力なしに聖騎士と互角にやり合えるなんて普通じゃないよ!」ボソッ


“普通じゃない”。


その言葉にAの動きが一瞬止まったが、また再び動き出す。


そんなAの様子を横目に、メリオダスは呑気に言った。


「アイツが聖騎士側のスパイだったらオレ達はとっくに捕まってるっつーの!原理が魔力じゃないだけで、アイツは本当に未来がわかってるんだから……本当にスパイなら、オレ達の行先を聖騎士に伝えて、先回りして捕まえるだろ?」


「そ、そうだけど………」


「大丈夫、あいつは信用できる………きっと過去になんかあってあんなこと言っちまうだけだ」

王都→←嘘



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qichi(プロフ) - とpさん» なるほど、未定ですか…😭はい!続き気長に待ってます🙏お返事ありがとうございました〜!!😭 (4月19日 18時) (レス) id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)
とp(プロフ) - qichiさん» コメントありがとうございます!そうですね、実はこれ漫画見ながら書いていたので、次いつ漫画を買うのかわからないので完全に続きは未定です。すいません。もし続きを書いたら読んでくださるとありがたいです! (4月19日 5時) (レス) id: 60e902b523 (このIDを非表示/違反報告)
qichi(プロフ) - 初コメ失礼します…!こちらの作品、とっても面白かったです!!一気読みしちゃいました…もう更新は無い方向ですかね…?😭 (4月19日 1時) (レス) @page26 id: 4c2c43e5f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とp | 作成日時:2023年11月23日 10時

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