生命 ページ8
晴明(Aさん、私は貴女にこの想いを伝えても構わないのでしょうか……。貴女と、恋仲になりたいなどと……そんなことを願っても、いいのでしょうか……)
家光「ヤタチャンは巫女チャンから離れて貰うことでオレと巫女チャンが完全に恋人になったっていうのを見せつけたかったのね。どこから見てるのか分かんなかったけど、オレへの殺気が凄かったよ〜」
家光の声に、晴明は眠っているAから視線を戻す。家光は満足そうに目を細めると、話を再開する。
家光「で、肝心の静凪刀なんだけど。刀が盗まれたとかいう蔵の、一番奥の床下にあったんだよね。ヨッシー隠したいものがあるといつもそこに隠すからもしかしたらって思って見てみたんだけど、大当たりだったよ」
晋作「んじゃあ、もう回収したのか？」
家光「いや。出来なかった。ていうか、そもそも触れなかった」
綱吉「どういうことだ？」
首を横に振る家光に、綱吉は俯く吉宗の背を擦りながら尋ねる。
家光「邪気が強すぎて刀が所有者と認めた者以外は触れられなくなってたんだ。一定の範囲内に入ると電流……バチバチした火花みたいなのが流れてさあ。困ったよねぇ。こっそり回収して、後でヨッシーにちょっとお説教して終わらせるつもりだったのに」
太子「それで、結局どうしたんだ？まさかそのまま放置したわけじゃないだろうな？」
家光「そんなことするわけないじゃん。ちゃんと対策したよ」
甘いものでも食べたら？と、家光は持ち込んでいたらしい金平糖を全員に配る。
家光「巫女チャンにね、時間のある時に少しずつ刀の邪気を祓ってもらってたの。触れられるようになるまでね。この子、お札を使えば除霊みたいなこともできるらしいから。ただ………」
蘭丸「ただ？」
家光は言葉を切ると、Aの顔をじっと見つめる。彼女の額には、うっすらと嫌な汗が滲んでいた。
家光「……札を使うってことは命を削ることらしい。巫女チャンは普段ずっと無表情だし弱音を吐かないから気づきにくいけど、日が経つにつれてどんどん体調が悪くなってた。ホントは立ってるのもやっとだったんじゃないかな。今日の吐血だって原因は過度の疲労によるストレスだ、ってセンセーが言ってたし」
晴明「……！」
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白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» ご期待に沿えるものかは分かりませんが……( ；∀；)お納めください！ (2017年12月27日 16時) (
レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» ありがとうございます！待ってました！ (2017年12月27日 15時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» 分かるっ！めっちゃ見たい！確信犯物吉くん！なるべく早めにお願いします！←(図々しい) (2017年12月25日 20時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» あと、先日は勝手にパスワードを掛けてしまい申し訳ありませんでした(´；ω；`)こんな奴の作品ですが、よろしければこれからもよろしくお願いしますm(__)m (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» コメントありがとうございます！それ、滅茶苦茶見たい展開です。いつか番外編で実現させます！確信した上で巫女様に抱きつき、晴明さんたちに爽やかな笑顔を向けてほしい。 (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎優 | 作成日時：2017年11月22日 16時
