サバイバル ページ36
綱吉「また釣れた！晋作は当たりすらないんだな」
晋作「うるせえな。テメーと違って、オレは大物狙いなんだよ」
漱石「見て見て〜！綺麗なお花を見つけたよ〜！」
太子「おい馬鹿！それは毒花だ！今すぐ捨てろ！こっちへ来るな！」
(賑やかですね……)
数刻後。
Aは島の中で聞こえる晋作たちの声を背に、蘭丸と食事の用意をしていた。若干手つきは雑だが一応料理は出来るようで、蘭丸から借りた包丁で山菜や茸をざくざくと斬っている。
(初め食材を物吉で斬ろうとしたが、様子を見ていた蘭丸に叱られて借りさせられたとも言える)←
蘭丸「駄目ですよAさん！刀を食材を斬ることなんかに使ったら！刀は使い手にとっては魂みたいなものなんですから！」
「……すみません」
蘭丸「次は魚を捌いてください！三枚下ろしですからね！」
ぷんすかと怒りながらも丁寧に指示を出す蘭丸。Aはふと空を見上げると、小さく問い掛ける。
「蘭丸くん」
蘭丸「なんですか？何か分からない所でもありましたか？」
「いえ……そうではなく。
蘭丸くんは、太陽が昇ったらどうしますか？」
蘭丸「太陽が昇ったら……？」
唐突な話題に、蘭丸は目をぱちくりとさせる。Aは魚を捌く手を止めないまま話を続ける。
「ちょっとした雑談ですよ。皆さんはどうするのかなと思って」
蘭丸「そうですね……。私は、色々な野菜を育てたいですね。日の光をめいいっぱい浴びた野菜を、信長様や国の皆に食べてほしいですから」
こちらを見つめるAに微笑むと、自分の手元に視線を戻す。
「蘭丸くんらしいですね」
Aが小さく呟くと、遠くから晋作と綱吉の声が聞こえてくる。
綱吉「おーい、進んでるかー？」
蘭丸「綱吉殿、晋作殿！釣りはもう良いんですか？」
晋作「ああ！明日こそ勝つ！」
網に入った追加の魚を手に携え、綱吉と晋作がAたちの元へとやって来る。晋作が悔しそうに唇を尖らせているのを見た所、結局勝負は綱吉の勝ちだったようだ。
蘭丸「綱吉殿、晋作殿。宜しければかまどを造っておいてくれませんか？その辺りにある石を使ってもらって……」
綱吉「ああ。分かった」
蘭丸「すみません、お願いします」
綱吉と晋作は石で急ごしらえのかまどを造り始める。すると、その後ろから背の高い影が二人の視界を覆った。
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白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» ご期待に沿えるものかは分かりませんが……( ；∀；)お納めください！ (2017年12月27日 16時) (
レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» ありがとうございます！待ってました！ (2017年12月27日 15時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» 分かるっ！めっちゃ見たい！確信犯物吉くん！なるべく早めにお願いします！←(図々しい) (2017年12月25日 20時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» あと、先日は勝手にパスワードを掛けてしまい申し訳ありませんでした(´；ω；`)こんな奴の作品ですが、よろしければこれからもよろしくお願いしますm(__)m (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» コメントありがとうございます！それ、滅茶苦茶見たい展開です。いつか番外編で実現させます！確信した上で巫女様に抱きつき、晴明さんたちに爽やかな笑顔を向けてほしい。 (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎優 | 作成日時：2017年11月22日 16時
