語られる真実 ページ4
Aが亡き兄と対峙する一方……。
家光「巫女チャンのことが心配だけど……始めよっか」
吉宗「……っ」
晴明「………」
徳川家城内のとある一室。
家光を筆頭とした三兄弟と別室で寝かされているヤタガラス以外の旅仲間たちは、生気のない顔で眠り続けるAを挟んで向かい合っていた。彼女の肩には真新しい包帯が巻かれており、辺りには特有の癖がある薬品の匂いが漂っている。
家光「まず、妖刀事件についてだけど……。直球に言っちゃうと、犯人はヨッシーだよ」
太子「……！？」
晋作「な…っ！」
自身も怪我を負い、包帯の巻かれた傷だらけの腕を吉宗に向ける家光。隣に座る吉宗は居心地が悪そうに唇を噛み締め、じっと下を向いている。
家光「ま、キミたちがウチに来るちょっと前からなんとなく分かってはいたんだけどね〜」
綱吉「Aたちが来る前から……！？」
太子「何故言わなかったんだ」
太子は厳しい口調でそう問いかける。家光はすっと目を細めると、入れ墨の入った大きな手で口元を隠す。
家光「……妖刀事件の犯人はヨッシーです、なんて言ったらさぁ、周りがどういう反応すると思う？オレや綱チャンは気にしないけど、家臣たちが、ハイそうですかで許すはずがないことぐらい想像できるよねぇ？首を斬られることはないにしても何らかの罰を受けることになる。後ろ指差されて、陰口言われて、今まで積み上げてきた信頼も、功績も、全部ゼロになっちゃうんだよ。カワイイ弟がそんな目に合うのをオレが黙って見てられると思う？ぜーったい、無理だよねぇ。
……出会って間もないキミたちにペラペラしゃべって使用人に聞かれたりでもしたら。
そう考えたら、迂闊に話すことなんて出来なくてねぇ」
吉宗「兄上……」
壁に寄り掛かり、疲れたようにふぅーと小さく溜め息をつく家光。
長い台詞、ノンブレスで最後まで言い切ってくれてありがとうございます。←
家光「オレ一人でなんとか解決しようと思ってたんだけど、ちょ〜っと難しくてさぁ……。だ・か・ら、巫女チャンに協力してもらおうと思って」
晴明「それでAさんを連れ出したんですね」
家光「そ。初めは色仕掛けでもして、言うこと聞いてもらおうかな〜って思ってたんだけどね……」
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白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» ご期待に沿えるものかは分かりませんが……( ；∀；)お納めください！ (2017年12月27日 16時) (
レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» ありがとうございます！待ってました！ (2017年12月27日 15時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» 分かるっ！めっちゃ見たい！確信犯物吉くん！なるべく早めにお願いします！←(図々しい) (2017年12月25日 20時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» あと、先日は勝手にパスワードを掛けてしまい申し訳ありませんでした(´；ω；`)こんな奴の作品ですが、よろしければこれからもよろしくお願いしますm(__)m (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» コメントありがとうございます！それ、滅茶苦茶見たい展開です。いつか番外編で実現させます！確信した上で巫女様に抱きつき、晴明さんたちに爽やかな笑顔を向けてほしい。 (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎優 | 作成日時：2017年11月22日 16時
