結び ページ12
家光「ヨッシー、取り敢えず一旦甘いもの食べて落ち着きなよ〜」
吉宗「……はい」
家光「……やっちゃったことはもう元に戻せない。だから、この先をどうするかに掛かってる。巫女チャンが目を覚ましたら、しっかりお話しよう。……晋チャンたちも、それでいい？」
吉宗に余っていた金平糖を与えながら、家光は晴明たちに真剣な目を向ける。対して晋作は、身動き一つせずに吉宗をじっと睨み付けると、重い口を静かに開いた。
晋作「……正直、オレはまだムカついてる。操られてたって言っても、大事なヤツを傷つけられたことには変わりねえ。それをそのまんま許したいとは思わねえ」
そこで言葉を切り、立ち上がる。そして吉宗に背を見せると、襖に手を掛け鋭い眼光を向けた。
晋作「だが、許すか許さねえかはAが決めることだ。オレが口出ししていいことじゃねえ」
それだけ言って、勢いよく開いた襖から外に出る晋作。残された蘭丸たちは互いに目配せすると、それぞれが自分の意見を口にした。
蘭丸「私も……晋作殿と同じ考えです。Aさんの意見を尊重します」
漱石「そうだね〜。僕もそんな感じかな〜」
太子「……周りが何と言おうと、本人の意思と違っていては意味がないからな」
冷静な太子の声に、その場にいた全員がAを見つめる。寝息すら立てずに眠る彼女がいつ目覚めるかは誰も分からなかった……。
………………………………
(……重い。体全体に、大きな圧が掛かっているような……)
尋常でないほどの身体の重みに、Aはうっすらと意識を取り戻す。
綱吉「吉宗……。俺も、ごめん。不甲斐ない兄貴で、ごめんな」
吉宗「あ、兄上方……！？止めてください！」
(…！？)
Aが薄く目を開くと、晴明を始めとした旅仲間たちと徳川三兄弟が、布団に寝かされているらしい自分を挟んで何やら討論をしていた。
目覚めて最初の光景が数人の男性たちに取り囲まれている、という状況にAは軽く混乱してしまい、開きかけた目を固く閉じる。
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白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» ご期待に沿えるものかは分かりませんが……( ；∀；)お納めください！ (2017年12月27日 16時) (
レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» ありがとうございます！待ってました！ (2017年12月27日 15時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - 白兎優さん» 分かるっ！めっちゃ見たい！確信犯物吉くん！なるべく早めにお願いします！←(図々しい) (2017年12月25日 20時) (レス) id: af2272c6ba (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» あと、先日は勝手にパスワードを掛けてしまい申し訳ありませんでした(´；ω；`)こんな奴の作品ですが、よろしければこれからもよろしくお願いしますm(__)m (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
白兎優(プロフ) - 八咫烏さん» コメントありがとうございます！それ、滅茶苦茶見たい展開です。いつか番外編で実現させます！確信した上で巫女様に抱きつき、晴明さんたちに爽やかな笑顔を向けてほしい。 (2017年12月25日 20時) (レス) id: 87319c2df1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎優 | 作成日時：2017年11月22日 16時
