【ヒプマイ】 ガキだからって舐めないで下さい！2

デート、したいです ページ30

名前side






大抵アニメや漫画の主人公は、どんなに辛い場面があったって最後には必ずやり遂げる



そこには必ず目標や願いがあるからだ




〜大切な人を守る為に〜とか、〜世界一になるために〜など





私もそんなカッコイイ主人公達のように先生にお願いを聞いてもらう為に、かなり頑張った





頑張って頑張って．．．．





その結果、見事合格点に辿り着いた





ギリギリだけど．．．．





名前「どうですか？
全科目ちゃんと平均点は取れてるでしょ？」





三郎「ギリギリだけどな．．．．」





そう言う割には微かに頬が緩んでいる先生




前なんかどんなに説明しても、「信じられない」って顔してたのに．．．．




職員室で8枚の解答用紙をまじまじと見ていると、やがてゆっくりと顔を上げた





三郎「．．．．で、常識の範囲内で可能なものにしろよ」





名前「そのつもりですよ．．．．。
私のこと何だと思ってるんですか」





今回のお願いは一味違う





ずっと前から考えていたものだ





名前「一緒にお出掛けしたいです」






三郎「．．．は？」






名前「．．．．無理でしょうか」





流石に教師が生徒とデート．．．なんていうのは常識の範囲外だろうか。すると




三郎「いや、別に無理とは言ってないだろ．．．．！」






名前「え？」





三郎「．．．．出掛けたいって、具体的にどこ？」





どうやら私の思い違いだったようだ





三郎「遠すぎる場所は却下だからな。
あ、あと若者が多そうな所」




出掛けるというのにウチの学校の生徒になるべく出くわさない場所なんて最初からナシにすればいいのに．．．．






普段はツンツンしてる癖にこういう所は義理難くて優しい山田先生は少しばかり頬が赤い






＿＿＿＿水族館







名前「＿＿＿＿＿＿水族館、行きたいです♪」

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