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GWの三連休。
今回の三連休は、ずっと一緒にいたいと言われて、こんな風に言われるのは、嬉しいけど、照れてしまう。
大ちゃんは、そういう事、笑顔で伝えてくるから、ストレートで、いいなって思う。
昨日あんな事があったばかりなのに。
大ちゃんの不安な気持ちを、なくしてあげたくて。
今まで以上に、大切な人という気持ちで接していきたい。
待ち合わせは上野駅の公園口。
さすがにGWとあって、すごい人。
こんなとこで、待ち合わせるんじゃなかった。
150�僂了笋砲蓮�大ちゃんが見当たらない。
どこ？
ちょっと不安な気持ちになっていたら、急に、二の腕を持って行かれた。
キャッ！
「柔らけー！」
その声ですぐにわかった。
私の二の腕をつかんでいる後ろ姿に
「柔らかいって、どういう事よ！」
「いいから、こっち！」
強引に引っ張られて、やっと広い空間に出た。
二の腕をつかんでいた手は、そのままスルスルと下がり、私の手を握って
有岡「おはよ、A」
A「あ、おはよ」
有岡「すげー、混んでんな」
そう言いながら、動物園の入口に向かって歩き出した。
大ちゃんだって、そんなに大きくないのに。
あの人込みで私を見つけてくれた事が、とっても嬉しかった。
A「ありがと」
有岡「え？何？」
A「あ････なんでもない」
不思議そうな顔で、私を見ていた。
A「パンダ見たい！｣
有岡「うん！」
すごい列を作っていた。
30分くらいで、やっと展示されてるガラスが見えた。
有岡「ねえ、パンダ側から見たら、『今日、何かあんの？』って思わねえかな」
A「ふふっ、そうだね。
発想が面白い。
ねえ、見て見て！
ちゃんと笹を持って、自分で食べてるよー。
可愛い！」
パンダも入れて、一緒に自撮りしようって、かがんだり、背伸びしたり。
他の人に迷惑がかからない場所からだから、すんごく小さく写るパンダに、満足顔の大ちゃん。
その後も、一緒の自撮りがテーマみたいで。
こっちじゃない、もっと下だとか、大騒ぎしてた。
肩を抱かれたり、顔をくっつけたり。
その度に、甘い香りの香水と、可愛い笑顔に、
ドキドキさせられっぱなしだった。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年1月6日 20時
