2 二年後の8月 ページ2
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こうやって、悠ちゃんが出来るようになったことを、全力で喜んで。
そうやって子供も親も成長していくんだなって分かってきた。
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この数日後に、悠ちゃんの一歳の誕生会を、両方のじぃじとばぁばとやったけど、この人たちもそうやって私と大貴を育ててきたのかなって思って。
親なんだから、そうだろうと思うけど、親って偉大なんだなって改めて思ったんだよね。
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まだ親業を一年しかやってない私達にも、次々と試練はやってきて。
保育園に行くのを、嫌がらず行かせるのはどうしたらいいのかとか。
卒乳する為の試練とか。
やっちゃいけない事を教えるのとか。
でもね、いつも大貴が一緒に考えてくれていた。
ホント、それは心強い。
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有岡「仕事、どお?
大変じゃない?」
悠ちゃんの事だけじゃなくて、私の事も。
A「時短で働いてるのは、迷惑かけてるかなって思うけど。
割り切ってやらないとだし。
仕事内容は、雑用係みたいなもんだから、ちょこちょこと忙しいけど、クレームが直で入る事はないのは、いいかなー」
有岡「そっか。
Aは、頑張り過ぎちゃうとこあるし、割り切ってさ、やるしかねえよな」
A「うん・・・・ありがと」
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平日は、相変わらず、寝かしつけのタイミングで一緒に寝ちゃうけど。
週末は、出来るだけ、二人だけの時間を持つようにしている。
大貴の腕の中にいる事で、かなり癒されるから。
それが、私の原動力でもあるし。
大切な時間だから。
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それから二年後・・・
悠貴の三歳のお誕生日のちょっと前・・・
八月の第一週の土曜日、大貴と悠貴と三人で、久しぶりに玉クリに来ていた。
有岡「相変わらず、混んでんな・・・」
A「だね。
悠貴、おとなしく出来なかったら、公園に行ってて。
私、一人で帰れるし」
有岡「うん・・・
でも、最初は一緒に俺もさ・・・」
A「分かった」
悠貴「ママ、絵本読んで!」
初めて来た事なんて覚えてないだろうから、悠貴にとっては初めての場所で。
目新しい絵本を持ってきた。
悠貴は、ちょっと甘えん坊なとこもあって、私の膝の上が大好きで、すぐに乗っかってくる。
A「電車に乗って
うららちゃんは おばあちゃんの所へ一人で出掛けます」
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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年7月8日 18時