心待ち、Baby7 (Daiki.A) (ページ49)

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Daiki

そろそろって、21時ちょっと過ぎで。

その時間にそろそろって言えば、今までだったら、一戦交える日のタイムスケジュールなわけで。

でも、A的には、本気で寝る時間なんだと思う。

実家でもそうしてきたんだろうし、「じゃあ、映画でも観ようか」なんて余裕はなかったはず。

有岡「なあ、ちょっと話しておきたい事あんだけど」

A「え？・・・あぁ、うん・・・」

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Aの腰を抱き、グッと引き寄せると、俺の首元にコテンと頭を寄りかからせてきた。

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有岡「寝よ」

A「・・・うん」

手を引いて、そっと寝室のドアを開けた。

ベビーベッドの中で、俺たちの宝物がスヤスヤ寝ている。

添い寝仕様にしたので、片側の柵を外し、俺らのベッドとベルトで固定している。

A「可愛い・・」

有岡「マジで可愛いよな」

寝顔を二人で覗き込んでから、自分たちもそれぞれの場所に寝ころんだ。

Aが、ぐいって寄ってきて、俺に腕枕を強要してきた。

A「すぐ起こされると思うから、ちょっとの間だけ・・・」

有岡「うん・・・・おやすみ」

A「おやすみなさい」

短いキスをして、目を閉じた。

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夜中に、二回起きたらしい。

俺は全然気がつかなかったけど。

翌日の日曜日も、翌々日の月曜日も、

久しぶりにAがいると言う事と、可愛い息子と過ごす事と、嬉しくて、楽しくて・・・

手伝えることは、手伝って。

寝不足を補えるようにも、してみたんだ。

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Aの笑顔が、俺だって悠ちゃんだって、大好きだろ？

三連休明け、少し不安そうなAだったけど、仕事から帰ったら、お風呂から出て、授乳してる姿を見て、ホッとしたよ。

A「今日ね、少しお散歩に出たんだよ。

　抱っこひもでね、出掛けたんだけど、すぐ寝ちゃったの！」

嬉しそうに、今日あったことを話しながら、夕飯をテーブルに並べてくれていた。

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それなのに、翌水曜日は、ノー残業デーだから、早く帰宅したのに。

部屋が真っ暗だったんだ。

えっ・・・なんで？

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