第四十章 ページ10
今日は私が持つ刀を買って来いと、土方さんにお金を渡された
ついでに着物も欲しいと言ったら、追加でお金をくれた土方さんはイケメンでした、まる
はじめくんと一緒に行こうと思ったのだが、彼は今日巡察と稽古で残念ながら空いていなかった
だから、誰と一緒に行くかかなり迷っている
総司と一緒に行くか?
いや、でも病み上がりだし
土方さん?
いやいや、彼は多忙だし
平助は?
あー、巡察って言ってたなぁ
なら、新八?
んー、でもなんか新八と二人って暑苦しい...
左之さん?
でも槍専門だしなぁ
廊下で一人唸っていると、後ろから声をかけられた
「夕奈?どうしたんだ、こんな所で」
振り向けば其処には左之さんがいた
ちょうどいい、左之さんにしよう、と本人を目の前にして若干失礼な事を考え、今日は空いているかを聞くために口を開く
「左之さん、今日空いてる?」
「ん?あぁ、今日は非番だから一日空いてるぜ?それがどうかしたか?」
「じゃあ、今日一日私に左之さんの時間を頂戴!デートしよ!」
「それは構わねぇが...でーとって何だ?」
「デートとは、恋仲の男女が仲を深めるために二人だけでお出かけすること」
「ーーーっ!?(おいおい、無意識だろうがこりゃ心臓に悪いぜ...)」
「左之さんとは恋仲じゃないけど、男女ってとこは一緒だからデートでしょ」
片仮名を平仮名に直した言い方は堪らないなぁ
何かこう、くぅーって感じ!
あ、分かりにくい?
何故か目の前で片手で顔を覆い少し俯いている左之さん
まぁいいかと思い話を続けることにした
「刀と着物を見に行きたいんだけど」
「刀なら、斎藤や総司がいいんじゃねぇのか?」
話しかければ左之さんは顔を上げて、何故はじめくんではないのかと首を傾げる
そんな姿が凄く可愛かった
「そうなんだけど、はじめくんは今日巡察と隊士の稽古で空いてないし、総司は病み上がりだから」
「なるほどな。俺でいいなら行くか」
「うん」
事情を説明すれば、左之さんは快く承諾してくれた
ほんとイケメン
そして、屯所を出て二人で町に向かった
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (2017年8月18日 11時) (レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが? (2017年8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月17日 11時