第四十七章 ページ22
元治元年八月
確かそろそろ伊東さんが屯所へ来るはず
その前に平助が江戸に行くんだっけ
こっちに来てからだいぶ月日が経ったなぁ
そろそろけいちゃんが【アレ】に手を出す頃、か...
私は一人部屋で刀の手入れをしながら、ボーッと考える
嫌でも時間は進んで行く
これからどんどん色んなことが起きて、色んな人が犠牲になって....
駄目だ、考えれば考えるほどネガティブになっていく
こんな時は体を動かすしかない
私は手入れの終わった刀を鞘に収め、刀掛けに置いてから木刀を取りに行き庭で素振りを始めた
夕方になり土方さん、はじめくん、総司、左之さんが広間で食事をとっている
私と千鶴はお茶を運んでいた
「お茶、置いておきます」
「あぁ、すまん」
千鶴か静かに湯呑みを土方さんのお膳の横に置く
「はい、左之さん」
「おう、ありがとよ」
私が持って来たお茶は左之さんに渡すと、彼は微笑みながらお礼を言ってくれた
そんな小さな事が嬉しく感じる
「あの、山南さんは？」
「ちょっと、調べ物をしているみたいだよ」
その言葉を聞いて、私は奥歯を噛みしめる
「調べ物...そうですか。お茶、後の方が良かったですね。淹れすぎちゃいました」
「置いとけ置いとけ。あれば誰か飲むだろう」
「そうですか」
「じゃあ私飲む」
「お前なぁ....」
土方さんの言葉に反応して、千鶴のそばに歩み寄れば余った湯呑みを手に取る
だって、千鶴の淹れたお茶美味しいし
そんな事をしていれば、土方さんが呆れたように溜め息をつきながら小さく呟いた
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (2017年8月18日 11時) (
レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが？ (2017年8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷー | 作成日時：2017年8月17日 11時
