第四十六章 ページ20
「さ、先程は申し訳ありませんでした！！傷の手当てをします...！」
ボーッと左之さんを見ていれば、庇った人が勢いよく頭を下げて謝り、傷口を抑えている手を退けようとしてきたためやんわりと断りを入れる
「いえ、無事でよかったです。手当ては自分で出来るので大丈夫です。気になさらないでください」
「夕奈っ！大丈夫か！？傷口見せてみろ！！」
「左之さん、大丈...「いいから、見せろ！！」....はい」
いきなり左之さんが凄い顔で此方に駆け寄ってきて、抑えている手首を掴んでくる
大丈夫だと言おうとしたが、物凄い剣幕で遮られたため大人しく手を退ける
「....すまねぇ」
「何で左之さんが謝るの。擦り傷だしどうって事ないよ」
「.......」
傷口を見た後、今にも泣きそうな顔をした左之さんを少しでも安心させようと笑ってみせるも、表情は変わらず
そして、左之さんは私を優しく抱き締めてきた
間近で感じる左之さんの息、鼓動、体温
急に心臓の鼓動が早くなり違った意味で息苦しさを感じる
「守れなくてすまねぇ....」
「左之さんは守ってくれたじゃん」
「お前に怪我させちまったら、守ったとは言えねぇ」
「ほんとに大丈夫だよ。私が勝手に突っ込んだのが悪いから、左之さんは何も悪くない。心配かけてごめん。ありがと」
左手で相手の広い背中をさすりながら子供に言い聞かせるようにゆっくりと、優しく言葉を紡いでく
「今度こそ、お前を守ってみせる」
左之さんの少し震えた声が耳元で聞こえる
その瞬間、また大きく心臓が跳ねる
それを誤魔化すように私は左之さんに話しかけた
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ぷー(プロフ) - 神崎舞様。気付かず申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。早急に直させていただきます。また何か気付いた点などがございましたら、仰って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。 (2017年8月18日 11時) (
レス) id: 557e5927c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されないで夕奈のままになってる話が何話かあるのですが？ (2017年8月18日 9時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷー | 作成日時：2017年8月17日 11時
