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千鶴side ページ42
聞こうかどうか迷ってたけど、着替え終わった夕奈ちゃんに私は気になっていた事を聞く事にした
「あの、夕奈ちゃん。お腹の傷...どうしたの？」
私が遠慮がちに聞けば、夕奈ちゃんは教えてくれた
「ん？あぁ、私前いた時代で出産しててさ。その時に帝王切開になって、その傷」
「えっ！？夕奈ちゃん赤ちゃんいたの！？」
出産してたなんて驚いた
だってどう見ても出産後の体型じゃないし
さっきの格好を思い出しても、全身引き締まってたし...って、私何思い出してるのっ！
「うん、可愛いんだー！5ヶ月だったよ」
可愛いと言った夕奈ちゃんの顔は、凄く優しくて暖かかった
「そうなんだ！赤ちゃん可愛いよね。私もいつかはって思ってるんだ」
私もいつかは、と夢を話すけど、少し恥ずかしくて俯いた
「ーーーそっか。千鶴ならいいお嫁さんにも母親にもなると思うよ」
「そんな、私なんて...！」
夕奈ちゃんの言葉に照れ、わたわたしてしまう
まさかそんな事を言われると思っていなかったため、顔に熱が集中するのがわかる
そして、それを誤魔化すように私は話を戻した
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作者名：ぷー | 作成日時：2017年8月11日 20時
