第七章 ページ24
「土方さん。私男装した方がいいですか?」
「.....いや、無理だろ。てめぇが男装したら一発でバレちまうだろうよ」
「....え?何でですか?」
てっきりしろと言われると思っていたため、予想外の言葉に驚きながら理由を聞けば、答えは違うところから返ってきた
「そりゃ、千鶴よりデカイからだろ?」
「........なるほど」
答えをくれた左之さんはさも当然のようにサラッと言うもんだから、一瞬反応が遅れる
しかしこう言った会話はバリバリついていけるから、何も恥じらいなく納得してしまった後、千鶴に申し訳ないと思いチラリと盗み見る
すると免疫のない平助が大きな声を上げる
「お、おい!!!!左之さん何言ってんだよ!!しかも夕奈も何サラッと納得してんだよ!!お前女だろ!?恥じらいとかねぇの!?」
わぉ、呼び捨てだよ
やばい、嬉しい
顔真っ赤、可愛い
「えっと...未来の女の子は別にそう言った話ついていける人もいますよ」
「そしたら、未来の女の子は平助に取って過激なんじゃない?」
「な、何言ってんだよ総司!!そんなわけねぇだろ!俺だってーー「おいてめぇら!!いい加減にしやがれ!」ーーわりぃ...」
「そんなに怒鳴らなくても聞こえてますよ、土方さん」
土方さん本当に苦労人だなぁ
と思っているとふと目が合い、「桐生。お前はこの後俺と一緒に部屋に来い」と呼び出しを食らった
「話は以上だ。解散!」
最後に土方さんの声でみんなが散り散りになって広間を出て行った
154人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月11日 20時