【名探偵コナン】情報はカラスから。３

１１２羽 ＊R15？ ページ34

御上が舌打ちをし，私に銃を向けたまま部屋のドアに向かってった。


ガチャ


「何だ…早くしッ…グハッ」


バゴーン


ドアを開けた瞬間 御上が部屋の反対側まで飛んだ。そして，御上を飛ばしたであろうヒトが部屋に入ってきたから超身構える。だって…


「ホォー…随分といい格好だな，A。」

『しゅ…秀一…サマ。』


ドア越しに声をかけた時点で気づいたよ！
‘‘誰でもいいからヘルプ’’とは言ったけど！
御上より状況悪くなったぞ…


「すまない。お楽しみのところを邪魔してしまったか？」


やばいやばいやばい…激おこだ。


『いつから…』

「このパーティ会場には，以前から目をつけていてな。」


てことは，初めからいたのかよ！FBIの仕事か…
携帯取られたから，監視映像も見れないし
全く気づかなかった…。


「そして，昨日のボウヤの情報で潜入が決まったんだ。」


昨日の２人の話はコレか！
工藤クンは，どこでそんな情報を得たのか…


『…この後 どうするんですか…？』

「ジョディ達が会場の周りを固めている。
後 数分もすれば突入するだろう。」


あれー何で気づかなかったんだろ…


「まぁ 何故ここにいるかは，後で問い詰めるとして，まずは…」


ドンドン


「御上様！何かあったんですか！？物音がしまさたが！？」

「この状況をどうするかだな。」

「おい！早く鍵を持ってこい！」


部屋のドアを叩いて騒ぎ始めた 御上の部下達。
秀一さんが御上のクソ野郎を殴り飛ばした物音で集まって来たみたい…！


『どうするんですか！秀一さんの所為ですよ！？』

「どう考えてもAのせいだろ。」

「よし，鍵を持って来たぞ！御上様！今開けますね！」

「『！』」


やばいやばい！まじでやばい！
どうするんよ，御上サマ そこで伸びてるよ！？


「…奴等に聞かれるのは癪だが，現状を打破するには致し方ない。」

『え，』


何を思いついたのか，秀一さんが私を持ち上げベットに下ろし毛布をかぶせる。そして，秀一さんも中に入って来た。


『ちょッ…んッ…！ッ…！』


しかも 腰に手を添えてくる。くすぐったい！
ま，さか…行為をしてると見せかけるのか！？
いやいやいや！無理でしょ！無理があるでしょ！


ガチャ


部屋に入って来た。
来るな！回れ右，退場！


「御上様！大丈夫で…！？」

『あッ…！んッ…！』

「し，失礼しました！お取り込み中とは知らず…」


最悪だけど秀一さんの作戦通り，誤魔化せてるみたい…。ケド…

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