４羽 ページ5
ジンとドライブが始まって数分。
気まずっ！空気は最悪だけど、
車の乗り心地は最高だよ。
『あの…どこに向かってるんですか？』
恐る恐る聞いてみた。
頑張ったよね！
「…特に目的地はねぇ。」
『え、じゃ何で乗せたんですか？
てか、何で殺さなかったんですか？』
そう。それが一番聞きたかった。
疑わしい者は罰するジンがあの場で怪しさの塊である私を殺さない理由…
「フン…1人生かしたところで何も害はねぇさ。」
『まあ…確かに。』
組織の情報を知ってる私だけど，別に何かをする訳でもない。
私はたまたま 情報が手に入った一般人だから。
好奇心で動いたら事件に巻き込まれただけだ。
ジンが詮索しない事に驚いたけど，ラッキーだと考えるべきか？
そう頭を悩ませているとジンのスマホが鳴った。
「…俺だ」
一拍おいて電話に出るジンを見ると，表情が歪んだ
「何の用だ…ベルモット」
ベルモット…大女優クリス・ヴィンヤード。
組織の幹部かよ！
〈あら？随分と機嫌がいいんじゃない？ジン。
貴方がワンコールで出るなんて。〉
「つまらねぇ事言ってんじゃねぇ。要件は？」
〈仕事よ。早急に戻ってきて。〉
「チッ…」
内容は聞こえなかったけど，盛大に舌打ちをして電話を切ったところ 嬉しくない要件またはめんどくさい要件？
「悪りぃが降りてもらうぜ」
そう言い路肩に車を止めた。
最初はヒヤヒヤしたけど案外楽しかった気もする。
ドアを開けて降りると呼び止められた。
「A。もう二度と会わねぇ事を祈っとけ。」
さりげなく名前で呼ぶのが男前だな〜と思いながらお礼を言うことにした。
『念願のポルシェ356Aに乗せてくれてありがとうございます。』
フン…と鼻を鳴らし一度ニヤッと笑って去って行った。
調査結果をまとめると、ジンは意外と良い奴だ。と言うことになる。
この時はボケ〜っとしてて気づかなかった。
ポルシェ356Aから降りてきたのを見られていたなんて。
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Rei★彡(プロフ) - ルナさん» 指摘ありがとうございます^^; 気に入ってもらえて何よりです！ (2018年5月2日 18時) (
レス) id: db2876acee (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - コメント失礼します。気になったんですがりんごジュースの所がりんごジャースになってます。カラスと喋れるのは新しくいいと思いました。 (2018年5月2日 18時) (レス) id: 482a0e3ff6 (このIDを非表示/違反報告)
Rei★彡(プロフ) - 匿名希望さん» そうなんですね！笑 覚えときます(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: db2876acee (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - マジレスすると160km/hは車線変更含めテクなんぞ無くてもできる遅さ(良い子は真似しないでね☆) (2018年4月3日 6時) (レス) id: 91c464aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Rei★彡(プロフ) - 葉月さん» いえ！ 良かったです^ ^ (2018年3月31日 7時) (レス) id: db2876acee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei★彡 | 作成日時：2018年3月14日 19時
