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響side


潔「あ、黒川さん。もう大丈夫なのか?」


とわらわら集まってくる


『大丈夫』


ゆず「響ちゃん」


『藍川さん。どうしました』


大股で近寄ってくる。なんだろうか……


パシッ


叩かれた?なんで?


「「「?!」」」


氷織「ゆず?!」


ゆず「私たちのことだけ忘れるとか最低!!大嫌い!!あんたなんか死んじゃえばよかったのに!!」


なんてボロボロ涙を溢す藍川さん


『ごめんなさい……私そう簡単には死ねないの……なにかしたなら謝る』


ゆず「善人ぶってるつもり?!」


氷織「ゆず!落ち着き……?すまんな響」


ズキンッ


『い"っ』


突然の激しい頭痛……なんだこれ……


氷織「響?」


この人の声で名前を呼ばれる度に激しい頭痛に襲われる……気が遠くなりそうだ


ガクッと膝をつく


氷織「響?!」


『……ろ』


氷織「響?」


『やめろ……その声で…その顔で私の名前を呼ぶなっ!』


思わずギロリと睨んでしまう……この人はなんなんだ?どうして私のことを名前で呼ぶ?この人は私のなに?


氷織「ッごめん」


伏黒「響先輩!1人で行くなって言ったでしょ」


『恵……』


伏黒「大丈夫ですか?」


『頭……』


伏黒「痛いんですか?」


黙って頷くとヒョイッとお姫様抱っこされ部屋へと戻る


伏黒「無理しないでください」


『うん……ごめん。……ねぇ恵……氷織くんと私の関係って……なに?』


伏黒「っそれは……」


『恵の口からは言えない?』


伏黒「すいません……」


なんであの2人のことだけ思い出せないんだろう……大切な人だったのかな?
家族……はないか……親戚?いや、そんな人はいない……もしかして恋人……?でも藍川さんがいるし違うか


《?「響」》


思い出そうとすると痛みが激しくなる……それと同時に愛おしいとすら思える声の持ち主


伏黒「少し休んでてください」


『……うん。なにからなにまでごめんね』


伏黒「いえ、気にしないでください」


恵が部屋から出ていく
ゴロンッとベッドに横になり少しの間目を閉じる


《?「このゲーム面白いで」》


《?「響?狸寝入り決め込むなや」》


《?「はよ目ぇ覚ましてや」》


穏やかな声……ゲームなんて私のスマホにいつの間にか入ってたパズルゲームくらいだ


《?「ゲーム中やから静かにしてや」》


《?「うるさいねんけど」》


《?「別に響には関係ないやん」》


声の主の態度は悪くなるばかり


『ホントどういう関係だよ』

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ミルクティー - 夢主と伏黒もう恋人といって良いのでは?でも、夢主もまだ、未練あるのに驚き👀‼️ (4月4日 11時) (レス) @page18 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ゛すぅううう…好きです!応援してます! (1月10日 19時) (レス) @page16 id: fdf53574e6 (このIDを非表示/違反報告)
使い古した絡繰り人形 - コメント失礼します。響ちゃん好きです!!かっこかわいい、強い、後輩に優しいがぶっ刺さりました!!続きが気になりすぎる…!!更新頑張って下さい! (1月2日 22時) (レス) @page9 id: 28472857ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月28日 16時

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