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氷織side


『スー……スー……』


氷織「響は寝坊助さんやね……はよ目ぇ覚ましてや」


なんて声をかけても反応なんてしてくれない


氷織「どんなに冷たい態度とってもええ……なんなら殴ってくれてもいい……やから早く起きてや」


ポロポロと涙が溢れる



『ん……』


氷織「!響!!」


『誰……ですか……?』


氷織「え……」


家入「お、目覚めたか」


『あ、家入さん。どれくらい寝てました?』


家入「ざっと5日くらい」


『すいません……護衛の途中だったのに……』


氷織「ひ、響!僕のこと覚えとらんの?」


『すいません……護衛でここに来ているのは覚えてるんですけど……私とどういう関係なんですか?』


家入「……ただの護衛対象だ。気にするな」


なんで?なんでなん?僕のことだけ忘れるなんて酷いやん……


ウィーン


伏黒「家入さん。低級呪霊倒してきまし……た。響先輩?」


『やっほー恵』


伏黒「ッ」


ギュッと響に抱き付く伏黒くん


伏黒「もう目が覚めないかと思いました……」


『うん』


伏黒「ちゃんと帰ってくるって言ったのに……いっぱい血流して……冷たくなってて」


『うん』


伏黒「死ぬんじゃないかって……怖くて」


『ごめん。心配かけた』


伏黒「しばらくの護衛は俺も一緒ですから。無理したら玉犬触らせません」


『あはっそれは困るなぁ。無理しないように気を付けるよ』


家入「氷織」


コソッと手招きされる


家入「この間五条が連れていった累って言うやつの術式で記憶が一部操作されたらしい。

本当は高専にいたことを消そうとしたらしいんだが……誤りでお前と藍川ゆずに関する記憶が消えてる」


氷織「記憶が戻る可能性は……」


家入「残念だが……」


氷織「そ、うですか……」


ズキズキと胸が痛む


伏黒「〜で虎杖が」


『ふふ、なにそれw』


あんな楽しそうな笑顔初めて見た
僕といた時と段違い……


あの時僕が突っぱねたから


あの時腕を掴まなかったから


あの時もっと話していれば……


ゲームばかりじゃなく響のことも見ていたら


ゆず「響ちゃん!」


『?次は誰?』


ゆず「え?響ちゃん冗談はよしてよ!謝るから!ね?」


『ごめんなさい。本当に覚えてないんです』


ゆずに僕たちのことを話す


ゆず「そんな…なんで……私たち悪いことしてないじゃん!!私たちのことだけ忘れるなんて酷いよ!!」


僕たちが文句言える立場やない……


氷織「ホンマ残酷やな」

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ミルクティー - 夢主と伏黒もう恋人といって良いのでは?でも、夢主もまだ、未練あるのに驚き👀‼️ (4月4日 11時) (レス) @page18 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ゛すぅううう…好きです!応援してます! (1月10日 19時) (レス) @page16 id: fdf53574e6 (このIDを非表示/違反報告)
使い古した絡繰り人形 - コメント失礼します。響ちゃん好きです!!かっこかわいい、強い、後輩に優しいがぶっ刺さりました!!続きが気になりすぎる…!!更新頑張って下さい! (1月2日 22時) (レス) @page9 id: 28472857ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月28日 16時

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