俺は昔からお前が嫌いだったよ

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治side


小さい頃からずっと双子の兄は優遇されてた
俺は二の次三の次でテストで100点とっても褒めてくれたことなんて一度もない……


親父からもらったはした金……


『こんな金でどうしろっつうんだよ』


なんてポケットに金を雑に入れる。高校には通わせてもらってない。金がもったいないって……


ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ


『雨……』


公園のベンチに座る


『このまま野垂れ死ねばアイツらを見返せるのかな……』


どんどん体が冷えていく


？「お前大丈夫か？！」


？「びしょ濡れじゃない！」


？「五条先生呼ぶか」


『誰……』


虎杖「あ、俺虎杖悠二！よろしくな」


釘崎「釘崎野薔薇よ」


伏黒「伏黒恵だ。取り敢えず傘入れ。それ以上冷えたら死ぬぞ」


と傘を傾け入るように促されるのでのそっと立ち上がる……


虎杖「うお、意外とデケェ……身長何cm？」


釘崎「というかアンタこそ誰なのよ」


『斉木治……名前で呼んで……身長はたしか……183cm。伏黒腕プルプルしてる、俺が持つよ』


伏黒「おう」


？「やっほー恵。その子がさっき話してた子かな？」


伏黒「そうです。治、このちゃらんぽらんが五条悟。現最強だ」


現最強？厨二病か……？


五条「ふーん、君。いい術式持ってるね。うちの高校に来ない？」


釘崎「え、治はパンピーでしょ？」


伏黒「お前、見えてんのか？」


『ん？あの気持ち悪い奴らか？普通に見えてるぞ』


「「「それを早く言えや！！！」」」


『？すまん』


でも俺以外にも見えるやついたんだな……なんだか安心した


五条「捨てられたの？」


『嗚呼、追い出された』


五条「学校は？」


『通ってねぇ』


五条「よし。じゃあ家にある必要なものだけ持って明日この公園に朝6時集合！」


虎杖「いくらなんでも急すぎだろ！！((『わかった』わかったの？！」


『でも金は……』


五条「そこはこのGTGの僕がなんとかしてあげるから！子供は伸び伸びと過ごしてもらいたいしね！ま、いつ死ぬかわかんないけど」


『なんでそこまでしてくれるんだ？初対面だろ』


五条「優秀な人材を見逃すのも惜しいからね！君だって青春したいでしょ？アオハルだよアオハル！！」


？「悟、なぜ私を置いていくんだい？酷いじゃないか」


五条「この詐欺師みたいなのが夏油傑！副担任だよ」


夏油「よろしくね……えっと」


『治です』


夏油「改めてよろしく治くん」


いつか見返してやる……斉木楠雄

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