梵天に買われてしまった…… (ページ17)

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三途side

今日は女の服を買う日だ
今はマイキーの服を着ているため片方の肩が出てる状態だ……流石にこのままはでは目に毒なのでオレのジャケットを被せた

マイキーには少し睨まれたが仕方ないと割りきってくれたようだ

オレたちが愛用してるブランドへ連れていくと目を輝かせる女

マイキー「ひな、どんな服がいい？」

と聞くマイキー、どうせ我儘言って高い服買おうとするに決まってる

『強いて言うなら動きやすい服が良いですね』

なんて言う女
もう少しこだわりないのか？

マイキー「もしかしてファッションに興味ない？」

『まぁ……着れればなんでもいいんですけど、スカートとかひらひらした服は苦手ですね、パーカーとか普通のTシャツのが好きです』

マイキー「なるほど、じゃあこの辺りかな……これとかどう？」

とマイキーが指したのはフードにモフモフの耳が着いたパーカー

『かわいい✨』

マイキー「気に入った？」

『はい！』

ハイライトのなかった瞳がキラッと輝かせ頬を緩める女……ちょっとかわいいじゃねぇか、と思ったのはオレの中の秘密だ

マイキー「んじゃあこれは決定な。後はTシャツ数枚とパーカー幾つか……あーあと寝間着も必要だし、下着も選ばないとな」

『下着くらいは自分で選びますよ？』

マイキー「オレが選びてぇの、な？いいだろ？」

服を買い終わった後は下着類……
だがマイキーは女の下着屋に入るのに抵抗ねぇのか？
オレでも少し躊躇するぞ？

と考えつつ女性用の下着のブランドに着いた、女の手を引いて中に入っていくマイキー、いやもう少し躊躇しましょうよマイキー……

マイキー「あ、これとか似合いそう」

と赤の下着を手に取るマイキー

『い、いや、そういう派手なのはちょっと……///』

と照れつつ柔く却下する女、そら赤のあんな派手なの着ける勇気ないわな、オレが女でももう少し落ち着いたもん選ぶわ……

『もう少し地味なのでいいですよ、黒とか青とか……落ち着いた色選びましょ？』

マイキー「じゃあこれは勝負下着ってことで」

『(買うんだ……そして絶対に着ない……)』

ぜってぇ着ねぇだろうな、アイツ……つか結局それ買うのな、押しに弱いタイプか……

数分すると下着屋から出てきた二人、女は少し恥ずかしそうにしているがマイキーは堂々としている

普通態度逆じゃね？
まぁいいか……

三途「マイキー、他に寄るところありますか？」

マイキー「ひなは寄りたいところある？」

『いえ、もう十分です』

マイキー「そっか。じゃあ帰るぞ」

三途「『はい』」

チッ被った、最悪な気分だわ