従兄弟と顔馴染み【ハイキュー！！】【転生トリップ】【黒神組】12

焦るとろくな事ないよー。だから焦るなって言ったんだよー。ネタバレ含む。 ページ3

(もう4点差だし… こっちは日向無しで前衛は2枚 早くローテ回さねえと…!)

影山、得点板チラ見したな。焦ってるなー。普段得点板を気にしたりなんてしないから。後で腹パンかまそう。うん、そうしよう。
影山は悪寒がしたのか私を見た。私は笑った。営業スマイルで。あっ、影山顔青くした。ってか影山鰹節野郎が凝視してるの気付いてないな。

「………」

ホイッスルが鳴る。

「オーライ!」

澤村が上げた。

「ナイスレシーブ!」

月島達が助走に入る。それにしても分かりやすいなー…。

(ツーアタック…!)

「!」

鰹節野郎がブロックに跳んで、影山のツーが止められた。

(くっそ…!)

「スミマセン!!!」

影山が悔しそうにしながら謝る。

「ドンマイ!ゆっくり行こうゆっくり!」

澤村が励ます。

「焦ってる時のツー程 止めやすいものはないよねえ」

「ナイスブロック!!」

「前前っ」

「ナイスレシーブ!」

月島のスパイクで点が入り。

烏野 青葉城西
5 9

「……」

「……」

「月島ナイス!」

影山、月島と合わないのは分かるけど会話しないとダメ。鰹節野郎だって見てるよ。

「……」

烏野 青葉城西
　5 10

「5点差か…食らいついて行けよ…!」

「畏縮すんなよォ〜？」

「しませんよ だって見て下さい」

「ソアァァ!!! ハイヤーッ」

田中のスパイクが床に打ち付けた。

「ッシャアァァイ!!!」

田中が跳んで喜ぶ。

「ソイソイソォーイ!!」

澤村とハイタッチしながら叫ぶ。それを見た他校生が。

「なんだアレ元気だな〜」

「あ またウルサイボーズの奴だ」

「ソーイ!!」

日向IN

月島サーブ

西谷OUT

「ここで10番前衛のターンだ!」

日向、真似してるし。笑ってしまうんだけど。生憎表情筋が仕事してくれないけど。

「あのボーズの兄ちゃんが居れば畏縮なんかしねーか」

「しねーな Aさんの言う通りだな」

「そうですよ。田中はチームのムードメーカーなんですから。」

「あと4点軽くひっくり返すぜー!!」

「ソーイ」

日向それしか言ってない 笑うからやめろ。表情筋動かないけど。

「元気だな〜 そんで厄介だねー」

影山が合図した。私と菅原が昨日考えた新しい変人速攻の合図だ。

「ナイスレシーブ!」

「!?」

青城驚いてる驚いてる。思わずほくそ笑んだ。合図変更したんですー!!

人の驚いてる顔って面白いよね!!(いい笑顔) ネタバレ含む。→←人が交錯する場所って取りづらいよねー。 ネタバレ含む。

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