第三十七夜。�� ページ39
｢ごめんね、裏でつながっている…とか思いたいんじゃないんだよ、なぜかな？って感じでね。
枢くんは、これまで問題のある純血種には手を下してきた。
抑制のきかない、緋桜の血筋の閑。一度は玖蘭の家系図からも存在を消された狂人李土……こちらは、間接的に｣
｢ああ！それと昨日、
おかげで、会ってもらえなかったんだよね｣
｢ああ…それは……
おい、錐生。説明してやれよ。なんでそんな事になったか｣
｢べつに… ちょっと、純血種同士の小競り合いがあっただけです。先に仕掛けた橙茉を、あいつが制裁しただけの話ですよ｣
｢お前っ…｣
｢そこはちゃんと、責任を果たしているんだね
うん… 彼を吸血鬼の代表と認めて協定を結んでいるんだから、白蕗更の事もあまり放任してほしくはないんだけどな……｣
｢妙な疑惑を生んでいるのはそこだ｣
｢で？錐生くん、橙茉くんがケンカ売ったの誰？｣
｢……………玖蘭優姫…｣
｢はっきり言っちゃうけどさ、枢様が過去の事例でそれなりに動きを見せたのは、優姫ちゃんが絡んでいたのと…Aに危害がむかない為に。
更様の件に関しては、現状は協定違反は無し… Aが関係してるのに、動かないのは謎だが…… その女の子や男共は、自ら吸血鬼になりたがっただけなんだろう？
どうにかしたければ、それはあんた達のしご……ん？｣
｢ずいぶん、生意気な口きくんじゃねーか……｣
｢……っっ！！！｣
･･･
｢｢出し…出してくれ………さま、更さま……早く…
いやだ…出してくれ……更様…早く来てください｣｣
『更さん…！これだけはやってはいけないのに……』
｢A…さん……？｣
『……！！そんな…社長…！』
｢研究のため、純血の吸血鬼と関わる危険性はわかっていたつもりなのですが…まさかと油断していたした……
時期に私もここの人たち同様、吸血鬼になってしまう。望まぬままあやつり人形に…
Aさん、白蕗更を止めてください。
彼は我が社の研究の蓄積を、いずれ恐ろしい事に利用するつもりです。
牢の他の人たちも、似たような理由で彼の為だけの従順な吸血鬼に、有無を言わせず……｣
カツン…
｢利害の一致からの協力も、約束もいつかは破られる不確かなもの…
協定を破り、同意無しに牙を穿ってでも俺は欲しい…
完璧に手足になってくれる兵隊が｣
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梨沙(プロフ) - ヴァンパイア騎士好きなので続きが楽しみです！更新待ってます！！ (2019年11月28日 3時) (
レス) id: c5b5bf1a65 (このIDを非表示/違反報告)
篝月(プロフ) - 続きがすごく気になります！ (2019年7月1日 23時) (レス) id: 7982b0814b (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く続きが気になります。応援してます！！ (2019年6月25日 7時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：696 | 作成日時：2019年6月20日 2時
