(文スト) うん、分かってた。｢太宰治

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、




太「Aがここの近くのケーキ屋の限定品は
格別だと前言っていたのを思い出してね

汐莉さんにでもと思い来てみたら…


これはこれは…
ポートマフィアの首領ではないですか」




その視線は鴎外さんに向けられた



あ「……」






ほんとさ…


せっかく、助けに来てくれたのに



あ「…」


ただただ。

汐莉さんというワードが入ってることが

何よりも嫌だった私は最低なんだろうな…







森「君にも勧誘してるんだが
中々戻ってこないからね。
とうとうAくんにも手を出してしまったよ」




太「Aの居場所は武装探偵社だ。

二年前、私がどれだけ苦労してAを
ポートマフィアから拉致したか…

知っているでしょう？

もうあれは御免こうむりますよ」



いつもの脳天気な感じとは違い、
真剣な太宰さん。



あ「…」



拉致られた時のことは気絶していたから覚えてない


…けど、ポートマフィアが尽くして取り返そうとしたことは知ってる。




…そこまでして


太宰さんはなぜ私を救ってくれたのだろうか。



聞いても教えてくれないのが太宰さんだった





そして



森「Aの殺しの才能は希少だ。


……同じように最速で幹部に上り詰めた君なら分かるだろう？」



そう笑いながらいう鴎外さんに心底腹が立った。




あ「っ…」



殺しが才能なんてよく言われていた


だから私はポートマフィアにいたのだろう



褒められても、ちっとも嬉しくない、



いらなかった、いらなかった、






＿＿＿＿そんな才能…いらなかった





森「半年で563人…だったっけな？
人を殺した人数は。」




あ「っ！！！！」




太「A」




あ「……なんで止めるんですか」



『鳴神姫』が刀が鴎外さんの首元で止まった。

しかし

太宰さんの異能力で私の『鳴神姫』は消えた




あ「…殺せば…全部終わるのに…」


太「これではまた昔の自分に逆戻りだ
それに、首領になんかあったとなったらポートマフィアが黙ってはいないよ」


あ「…」


、







、








、






森「ここでは分が悪い…出直すよ。」




太宰さんの異能力無効化と戦闘力の高い異能力をもった相手二人と戦うのは流石に分が悪かったようだ



ゆっくりと歩き暗い路地に消えてく鴎外さん。







すると、



森｢次は…本気で奪いにくるからね…太宰くん。」



振り返ったと思ったらそういった鴎外さん




そんな鴎外さんに







太「…二度と来ないでください」

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