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汐「お疲れ様です、
こんな日が沈むまでやって頂いて…」



そういい、頭を下げる汐莉さん。



あ「それが仕事ですから、
汐莉さんのために尽くしますよ」



微笑む汐莉さんを横目に、敦くんを見てみれば




敦「っ……」


納得いかないような顔をしていた




さっき 大きい声を出したことと関係があるのかな?




国「…で、敦はどうした?」



ちょうど私が疑問に
思っていたことを口にした国木田くん。



あ「なんかあった?」



敦くんがあんなに怒鳴るのは珍しいからね




そう思っていると







敦「太宰さんが、汐莉さんを自分の家に泊まらせるって言うから…」



最後らへんは声が小さくなっていたが、

ちゃんと聞こえた


そして


国「そんなことダメに決まってるだろ太宰!」


すぐさま国木田くんが反論した。


そりゃそうだろう

男女が同じ部屋で寝るだなんて。

ましては依頼者なのだ



…なんて言えることもなく、



あ「……」


私はただ、
何も言えずにその状況を見てるだけだった


ただ思ったのは




神様はどれだけ私のことを嫌ってるのだろうか


それだけだった。






敦「いくらなんでもそれはダメですよ太宰さん」

国「お前は何をするか分からんでな。」



言い合いが続く中、



太宰さんがはっきりといった




太「いやいや〜私の意志じゃなくて、
汐莉さんの意志だよ?」




国「なっ」


敦「汐莉さんが?」


あ「っ…」






驚く私たちを前に汐莉さんは__





汐「やっぱり、夜も怖いので護衛してくれてる太宰さんと共にした方がいいのかなって…」




よほど怖いのだろう

不安そうにそういう顔に何も言えなかった



だって、私が同じ立場だったら

汐莉さんと同じことを言ってると思ったから。







敦「でもっ、流石に男女が同じ部屋なんて…
ここはAさんの部屋に泊まるべきじゃ…」



国「敦と同じ意見だ。」




半分私のことを思って
言ってくれてることも分かってた


二人の視線が心配そうに私を見るから。





あ「…っ」



気遣いさせちゃって、ごめんね

でも、もういいから…



あ「……いいんじゃないですか?」


思いがけなかった私の発言に

国木田くんと敦くんが振り向いた




敦「Aさん?」


国「A…」




あ「私が汐莉さんと同じ立場だったら
…同じことを言ってたと思います。

万が一、
私じゃ手の出ない異能力者だったら困ります。






…太宰さん、よろしくお願いしますね」

。5 。→←。3 。



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設定タグ:黒姫ユキナ , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:アニメ
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小桜(プロフ) - うぅ……!めっちゃ良い終わり方でした。切ないけど、最後はハッピーエンドで終わる、最高です! (2021年11月30日 20時) (レス) @page48 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
akane_朱音 - おお、切ない…はらはらしながら最初のとこ見てます (2019年11月9日 21時) (レス) id: 4c34134b9d (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - ユキナさん………貴方は神作以上の作品を作るプロですか???いや、神か!!!!!もう 涙腺崩壊なんて当たり前ですね ユキナ様の作品………。その神にも匹敵するほどの文才を少し分けてください (2018年9月16日 21時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)
緑谷みとか(プロフ) - ああああああああああ神!私、ヒロアカの方も超超超愛読してるんですが、文才分けて下s((死因 素晴ら死 (2018年7月7日 10時) (レス) id: ed93de4a73 (このIDを非表示/違反報告)
幼女(プロフ) - うっわ待ってよめっちゃ好きな終わり方(( 恋する女性はなんたらかんたらって太宰さんが夢主どんに言ってる時、実は夢主どんのことを言っていたのではないかと勝手に妄想しておりましたぜらららコッペパン(( (2018年5月26日 2時) (レス) id: 993c3abb9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキナ | 作成日時:2018年2月5日 23時

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