(文スト) うん、分かってた。｢太宰治

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、
＿＿＿

＿


誰でもないSide







太「おかしいね国木田くん。敵が引いてくよ？」


国「諦めたのだろう」


太「そう…かな」



明らかにおかしいタイミングで
引いていった敵に違和感を覚えた太宰。



だがそんなに深読みはしなかった





太「今頃敦くんたちが書類を届けてくれてるはずだよね〜」


国「その頃だろう」



太「ああ〜疲れたああああ
もう帰ろうよ国木田くんーーーー｣



国「まだ指示がない限りは待機だ｣


太「ちぇっ」





人も通らない、車も、なにもかも静かなこの場所で待つのは太宰にとっては退屈でならなかった。




国木田くんをどうからかうか、

そんなことを考えていた時だ








太「ん？」



国「バイク音？」



突然聞こえるバイク音。

それは静かなこの場所にはよく響いた




太「近づいてなーい？国木田くん」


国「なぜ一般民が…」



特にどうでもよかった太宰と、

疑問を感じる国木田。





そして
そのバイクは予感的中で近づいてきた





どうせ横を通り過ぎて終わりだ

そんな考えの二人だったが…







バイク音は自分たちの前で止まり、



太「私あのちびっ子帽子見た事があるよ」


国「奇遇だな。俺もだ。」



バイクに乗り目の前には現れたのは＿＿＿









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、








、






中「早く乗れ太宰」



そういうのはポートマフィア幹部『中原中也』



太「なんの真似だい中也。私は忙しいんだけど〜｣


国「太宰は勤務中だ。」



もちろん、ついてくる気はない太宰。





中「…」




そんな太宰に




中「さっき…手前の仲間のところから
預かったものだ…」



そういい、ボイスレコーダーを渡した



太「なんだいこれは？
中也の声でも録音してあるのかい？」






中「横のお前も聞いておけ」


国「なんの真似だ…」



中「聞けばわかる」




太「……」



いつもと違い真剣な中也になにか感じたのか

黙ってボイスレコーダーを再生させた。







中「あいつは…俺の助けを借りねえ
ポートマフィアだからだ。

お前ら探偵社なら救えるだろ…｣




ボイスレコーダーの内容を聞く二人。



なぜ今日Aいなかったのか

それが分かったのだった








国「あの馬鹿っ！！！」


太「……」








あ『太宰さん…私、あなたに助けてもらって、
ほんとに…感謝しきれない
助けてくれてありがとう


あとね、あなたが好きだった
たとえ叶わなくても』






そこで録音は終わった。

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