(文スト) うん、分かってた。｢太宰治

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、




ウイルス型の異能力にいたっては

太宰さんがいなくてはならない

最悪な場合死に至るからだ




しかし探偵社と政府機関を行き来は無理。


太宰さん無き

探偵社に乗り込まれたらそこでおしまい



ポートマフィアと異能力組織がどう分裂して


書類の方にいくか、
探偵社のほうに行くか知らないけど



数的には負けるのは確かだ




書類組ほうから、少し探偵社に残ってもらう…


いや、ただださえ
ポートマフィアと異能力組織が組むのだ。



その中でも社長は必ず 書類を優先させる。

残ってもらうことは難しい

というか、総員でいかなきゃきついだろう


男が言ってたように
書類のほうが敵人数多いのだから





そして社長自ら探偵社で事務員を守るだろう




そういう…社長だから




＿＿＿＿


あ「下手したらポートマフィアから襲撃が…｣

福「その時は武装探偵社全員で守るまでだ」

＿＿＿



思い出すのは探偵社に来て少しだった時、

そういってくれたのがどれほど心強かったか。





あ「…」



そんな人達だからこそ守りたい



なにをしても不利は変わらない。






解決策は1つだけ。






あ｢…探偵社に行かせなければいい｣




書類のほうは太宰さんたちが
きっと、やり遂げてくれる




なら…探偵社に行こうとしてる奴らを足止めしよう



社長には万が一探偵社になんかあった時に
いてもらわなきゃいけない








それに戦闘力抜群で
広範囲の異能力をもつ私には適任だ






ただでは帰れないってわかってる



重症ぐらいになるなんて分かってる



けど、それでも守りたいものがあるから






あ「……」





みんなは異能力組織が手薄な探偵社に
乗り込もうとしてるということも

ウイルス型の異能力を持ってるということも

ポートマフィアと協力するかもしれないということ





私がひとりで足止めをしようとしてること


それらはみんな知らない。



ううん、知らなくていいの



このことをみんなに言えば反対されるから。

これ以上の作戦はないのに、

みんなはきっと、反対する




だから言わない




知られなくていいの









一人ぼっちの作戦かな








あ「…」





メモに、自分勝手なことを書き、

国木田くんの机の上に置いておく。




そして




録音テープに、思うがまま声を残した









何でこんなことやったかなんてわかってる









、









、








ここに帰ってこれないと思ったから

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