主役はかわった。「ＹＯＩ」(オチはヴィクトルかユリオか勇利）

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、







＿＿＿＿＿



＿＿








『長谷津エキシビション、温泉on Iceが行われる
アイスキャッスル長谷津に来ております！！』









あ「……わぁ」





やっと仕事が片付いたから、




アイスキャッスル長谷津についたわいいけど…









そこには、



諸岡アナの声と、観客の声が



混ざりあって響いていた。








…外にいても聞こえるってどういうことよ





会場内とんでもない盛り上がりじゃないか…









、









、









あ「…よし。」








まぁ、ここで



うじうじしてても仕方ないから行くけどさ








＿＿＿＿＿



＿＿









入口に行けばもう滑りがはじまるからか

誰もいなかった。









あ「……どこで見ようかな…」





多分、この時間だと
もう私が見るスペースなんてないし…





隙間から除く程度が限界なのかな、









なんて思った時だった。









、









諸『おっと！！！


あそこに見えるは、結勝Aだ！！』







あ｢！！！！」








諸岡アナに気づかれ名前を
ご丁寧にフルネームで呼ばれてしまい、



観客全員が一斉に私の方を向いた。








あ「ぁ……いや…その…」





とんでもないほどの視線が私にささる。









……久しぶりだよこんなに注目されるの…









、









、









諸『今回の勝負、どちらが勝つとお思いですか？』





あ「え、」





気づけば横にいる諸岡アナ。




遠慮なしにマイクを向けられて



焦ったけど、いつの間にか私の中では



違うことが浮かんでいた。








あ「……」









…どっちが勝つか……？？？









そんなの＿＿＿









あ「どっちもすごいので
本当に最後の最後まで決着はわかりませんよ





……でも、


ここにいる観客はユーリのほうが

勝つ確率はあると思っている方が多いですが…









、









、









勇利さんのやるErosをなめないでくださいね」









さっきから観客のいうことを聞いてれば



みんなまだ滑りすら見てもないのに



ユーリのほうが確率高いとか


適当なことばっかいってさ……








ユーリはこういうこと言われるのが一番嫌いなのに









あ「もちろん、ユーリだって凄いですよ



無償の愛について…わかったようでしたし」








諸『つまりは、最後まで見逃せないと…！？』








あ「はいっ」

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