生きていけない ページ4
五条side
「…」
目を開ければ、規則正しい寝息を立て寝ているA。
…可愛いなぁ、僕の手を握りながら寝てる…
寝起きでぽやぽやしてるけどAの頬に触れれば
思い出されるのは乗っ取られたAだ。
「…」
あの時宿儺が鎮めてくれなかったら…どうなってたか。
Aに手なんて出せれない傷つけれない
でも彼女は…
寝る前、僕の言葉も聞かずにそう言った
馬鹿だね。僕が君にどれだけ執着してるか知らないの?
どれだけ愛してるか知らないの?
学生時代…海で死のうとしてた君を止めて浜辺を歩いてる時。
Aに告白した。
あの時なことは今でも鮮明に覚えてる…
その言葉は本当になった。警視庁での仕事も担う彼女は僕の1番の支えであり、愛される事で心も支えてくれる
「……」
…君がいなくなったら…僕は生きていけないんだ
頬や額に ちゅ、ちゅとキスをしていた
その時
『……口にはしてくれないんですね』
「ぁ…」
目を開け揶揄うように笑う彼女。
「…する!!!」
『目をキラキラさせて子供みたい』
声を出して笑うAを見て、傑にも見せてやりたいと思った
……そんな願い叶わないけどさ
「抱きたい」
『隣に恵くんがいるんですよ。ダメです』
「じゃあ今すぐ家に帰ろ」
『それもダメです。私は仕事が山積みなので』
「結婚したい」
『それも…五条家に認められるまでダメです』
むすっとしたのがバレたのかあやす様に頭を撫でられる
……五条家なんて無視しちゃえばいいのに
それでも彼女は認められるよう任務も仕事もこなし頑張ってる。
もう十分…相応しいよ、君は……
「認められるって…そんなの、待てない」
と言えば 少し悩む仕草をし…
『そうですね……私もアラサーですし…悟くんがどこか行っちゃわないか不安なので、そろそろ身を固めたいですね』
あ、絶対に女の子と出掛けてたの根に持ってる。目が怖い
「あれは…仕事ばっかりの君に少しヤキモチ妬いて欲しくて…」
『へぇ』
「寂しかったんだよ!!」
『ふーん…』
「っ…」
また揶揄ってる…
僕が愛するのはAだけだ。他の女なんて眼中に無い
『ごめんなさい、揶揄いすぎました』
そうAからキスをされ胸がきゅっと、音を立てた
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さら(プロフ) - コメント失礼します。1話、1話すごく面白くて、原作とオリジナル要素が上手く合わさってて一気に読んでしまいました!次のお話もすごく楽しみです!応援しています! (8月26日 2時) (レス) @page50 id: 6702fb6123 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - コメント失礼します。お話が凄く面白かったり感動する場面があり一気に読んでしまいました…更新応援してます! (8月15日 0時) (レス) @page50 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - コメント失礼します。すごく面白くて,一気に読んでしまいました💦この時期,体調に気をつけてください!更新も頑張ってください(^^) (2023年3月18日 21時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - 内容が凄く面白く一気に読んでしまいました( ´ࠔ`* )続き楽しみに待っています«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク (2023年1月15日 22時) (レス) @page50 id: 8aa45553d4 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - 毎日の更新、私は凄く楽しく読ませて頂いてますよ!!逆に「なんでそんなに面白いお話が書けるのかな?」と尊敬しています(*^^*)出来れば、更新頑張って欲しいです🙏 (2022年12月27日 7時) (レス) @page25 id: bff9bd16c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月21日 15時