【呪術廻戦】ハイスペックと最強 (渋谷事変編)

ロシアからの刺客 ページ28

'



『…私の…？』


確かにロシアを裏切った私は学生時代の時よくロシア幹部に命を狙われていた。

ですがその度に返り討ちにして悟くんも私を守ってくれた。

いつの日か命を狙われる事もなくなったし…
それはもう何年も前の話。


どうして今更……



「後は君に頼んだよ。私は今の戦闘でだいぶ疲れた
この後の作戦に害が出てしまう」

偽物はそう言い獄門疆へと歩み寄る。




「殺していいんだよね？この女。」


「あぁ、好きにするといい。
でも彼女を殺した後、右目にいる奴がどうなるかは知らないよ｣


「その時はその時ですよ。
俺はコイツを殺せればなんだっていい」


「君の復讐が上手くいくよう祈ってるさ」



偽物が獄門疆に触れようとした途端。
走り出し、その手を鎖で止めようとした



だが





『！！！』



「お前は俺とだよッ！！！！！」


男に殴られそれは叶わなかった。



『…』


手で防いだとはいえ、結構飛ばされてしまった。

瓦礫の崩れる音が耳に響く。



……いや、それ以前にあのスピード…
そして殴り方…力の入れ加減…


……誰かに似ている


砂埃が晴れた先には私をぶん殴った男がいた。




『……邪魔しないでもらえますか。
獄門疆まで遠くなってしまいました』



「行かせねぇよ。お前は俺にこれから殺されるんだよ」



『…』


異様なほどの殺気。

呪力を乗せた打撃だからといってこれだけの力が彼に
あるのだろうか


……いや、違う。

彼の打撃が強いんじゃない



『貴方…私に何かしたわね』


「あぁ、気づいた？気づかれないと思ったんだけどなぁ…」


男はそう言うとこちらに手を出した。


「見える？あっ、普通の肉眼じゃ見えないと思うから
その右目を使って見なよ」


『…』


言われるがまま、右目を使い男の手のひらを見た。

一件何も無さそうに見えたが…




『……なるほどね』



「俺の術式は 蟲毒(とうどく)呪術…
呪力を蟲にするんだ。このダニだってそうだよ

目を凝らさないと分かんないでしょ？？」



いつ付けたのか分からないくらい…確かに気づきませんでした。
無下限呪術を持つ悟くん以外なら簡単に付けれそうですね



『…』



自分の腕をよく見てみれば小さな呪力を感じた。
皮膚に入り込んでる…

その部分の皮膚をえぐり、反転術式で治した。


……蟲を介して毒を体内に入れる…といったところですね


今のダニサイズでこんなに防御力が落ちるのであれば…
大きい蟲には気を付けないと…

一番弟子→←Twitterとお知らせ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す