【呪術廻戦】ハイスペックと最強 (渋谷事変編)

力を貸して ページ24

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「何が言いたい」



『馬鹿よ……そんな奴に好き放題されて……』


首を絞められる力が強くなる

しかしそれでも私は言った。













『いつまで…いいようにされてるのよ、ッ

傑くん…っ！！！！！』


苦し間際、私が言った直後。











「！！！」



右手で私の首を掴んでいる偽物が左手で自身の右手を掴んだのだ



『……』


ミシミシと、骨の軋む音が聞こえ、
そのぐらいの強さで掴んでいるのが分かる。

偽物も目を見開き驚いていた




「先程の五条悟の時と同じ……

こんなの初めてだよ」






『…傑くん……』



偽物の意思じゃないのは明らかだった。


私と悟くんの知ってる夏油傑(かれ)が…抵抗してるんだ



『っ…』












「これ以上は何が起こるか分からない…

早いとこ封印させてもらうよ」




『…』


偽物が私の胸に突き刺さった鍵に手をかける。


…きっと、鍵が関係してる…

閉めるように右に回したのだから、
鍵を抜けば封印完了となるのでしょう？




『……』





そうね、偽物(あなた)の言う通り…

私の負けた理由は2つ。1つ目は……


いくら偽物だからといって傑くんを殺すことが出来なかった
無意識の内に攻撃にブレーキをかけてしまっている…




私は弱い…悟くんのように手を下せなかった。

どれほど悟くんが苦しかったか……分かった気がするの
偽物にすらこんな私情をはさんでる。

きっと私だったら本当の傑くんは殺せなかった

もしかしたら悟くんはそれを分かってたのかもしれない

'' A ''


……悟くんは……優しいから…









2つ目は右目を使うことに躊躇したこと。


右目を酷使すれば前回のように乗っ取られて無差別に人を攻撃してしまうかもしれない。

それを恐れて使わなかった。




これが…敗因……





『…』






【Aさぁ、▉▉って知ってる？】






悟くん…あの時……
私の右目にいる人の名前…なんて言ってたっけ








「五条悟に鎖雀A……この2人がいなくなれば
呪術界も崩壊するだろう」






悟くんは……





「大丈夫。いつかは封印を解いてあげるから
100年か1000年後ぐらい…

五条悟も同じ時に解いてあげる。私は優しいからね」






確か……










「おやすみ、鎖雀A。新しい世界で会おう」


















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『祀翠(しすい)…貴方の力を貸してちょうだい……』

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