目覚め ページ3
Aside
『…』
傑くんの…懐かしい声。
久しぶりに…学生時代の時の夢を見ました
ゆっくり目を開け、体を起こせば
「…A」
丁度部屋に入ってきた悟くん。
'' おはようございます '' と言おうとしたがそれより先に
目隠しを取った彼に抱き締められる。
「よかった、……よかった…っ」
私の肩に顔を填め、ぎゅっと、強く抱き締める悟くん。
縋るようなその声に頭を撫でながら抱き締め返した
「……1週間も…眠ってたんだよ」
埋めていた顔を上げ、私と向き合う
『随分眠ってしまいましたね。ここは…高専?』
辺りを見渡したが 硝子さんもいないし…医務室ではなさそう
というより、ここは…
「ここは寮の部屋だよ。ちなみに隣は恵の部屋ね」
ですよね。懐かしいなと思いました。
「いつ目覚めるか分かんないし、Aの分の任務も僕がやってたから…家で寝かせてるよりこっちの方が早く君に会えるからね。僕がいない時は恵が様子見てくれたしよかったよ」
額をコツン、と合わせられる。
『…どうしたの?』
指を絡められ、そこから読み取れるのは不安そうな彼だった
「……高専で暴れたのは覚えてる?」
『…』
何のことを言ってるのかと思ったが…
直後。頭の中に思い出された
……あぁ、だいぶ高専を荒らしてる。
『…やっぱり……この右目は厄介ですね
人的被害は出てますか?それと上層部は何か言って____』
「人的被害はなし。避難させてたし…上層部には伝えてないよ
あの後すぐに宿儺が来て鎮めてくれたんだ。
でもAって、宿儺と…面識ある?」
『私は宿儺と面識ありませんが…この人があるんでしょうね』
そう言い右目に触れる。
本当に…先祖の代からここまで…いい迷惑です。
思わずため息をつけば
「もう二度とごめんだね!!!!中身はクソ腹立つ餓鬼だったけど体はAだから手を出せれなかったよ!!」
と、ベッドに寝転がった。
甘えてますね、目がそう言ってる。
『餓鬼って…絶対貴方の方が年下ですよ』
「関係ないね。呪いに上下関係があってたまるか。
僕は最強なんだから気にしないもんね〜〜っ」
腕を引かれ、そのまま彼の胸の中へ
「任務終わりでヘトヘトなの。一緒に寝よ?」
寝るつもりなどなかったのに、気づけば悟くんの温もりが心地よくなり寝てしまっていた
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さら(プロフ) - コメント失礼します。1話、1話すごく面白くて、原作とオリジナル要素が上手く合わさってて一気に読んでしまいました!次のお話もすごく楽しみです!応援しています! (8月26日 2時) (レス) @page50 id: 6702fb6123 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - コメント失礼します。お話が凄く面白かったり感動する場面があり一気に読んでしまいました…更新応援してます! (8月15日 0時) (レス) @page50 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - コメント失礼します。すごく面白くて,一気に読んでしまいました💦この時期,体調に気をつけてください!更新も頑張ってください(^^) (2023年3月18日 21時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - 内容が凄く面白く一気に読んでしまいました( ´ࠔ`* )続き楽しみに待っています«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク (2023年1月15日 22時) (レス) @page50 id: 8aa45553d4 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - 毎日の更新、私は凄く楽しく読ませて頂いてますよ!!逆に「なんでそんなに面白いお話が書けるのかな?」と尊敬しています(*^^*)出来れば、更新頑張って欲しいです🙏 (2022年12月27日 7時) (レス) @page25 id: bff9bd16c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月21日 15時