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特級呪具 【天逆鉾】 ページ31

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『…残念でしたね、貴方のお目当てはもう高専の結界内ですよ』


と言ったが



「あ?結界?ンなもん関係ねーよ」

彼は高専の結界内へと一歩、進んだ



『…』



一瞬理解出来なかったが、瞬時に分かった


…この人は呪力が全くない…
だから天元様の結界も関係ないということ…?

しかも前回戦った時の動きと言い…

呪力を全く持たない事と引き換えに
常人離れした身体能力…天与呪縛といったところかしら、



そんなことが…いや、それより先に傑くん達に連絡を_____


携帯を手に取ったが男は何もしてこなかった



「俺の名前は伏黒甚爾。
これからお前のとこの仲間を殺りに行く…


…恨むなよ、ロシアの餓鬼。」





一瞬だった。目が合った途端、
間合いを詰められ喉を刃が掠める。

なんとか足で刃を上に蹴り退けたが降りかかる攻撃。

勿論携帯は破壊された。
鎖を出し応戦するがいくつか切り傷ができ血が伝う。



「…反転術式使えんのかよ、お前。」


『…』



笑いながら、余裕そうな男に思わず腹を立てた。


その時。


男が肩に乗せた呪霊の口から何かを受け取った。


…あれは…違う刀…



『…』


でも、違う。なんなの、この違和感は…



「俺の目的にはやっぱ…嬢ちゃんが邪魔なんだよなァ」



少し目を凝らせば ''その'' 違和感を理解した



『それは…ッ!』




特級呪具 「天逆鉾」


その効果 発動中の術式強制解除






理解したと同時に間合いを詰められる。


速い…!防ぎようがない。
少しの抵抗として、術式を使い鎖で防ごうとした


しかし鎖はなんの意味もなく破壊され 私の喉辺りを掻っ切った

加えて、腹部も裂かれた。



『ッ!!!!』


血が溢れ、制服が血で染っていく。
喉をやられたせいか声が出ない。

ヒュー…ヒューと、なんとか息をしている状態だった



「反転術式が使えるなら…それぐらいで死なねぇだろ」


立ってるのも困難になり、地面に膝を着いてしまう





「少し大人しくしてろよ、嬢ちゃん。
俺はお前を殺したくねぇからな」


満足気に言う男に向かって、声を振り絞る。



『っ、ぃ、…ゴホッ…せな、ッぃ…!』


「無理に話すな。反転術式に集中しねぇと死ぬぞ」



伸ばした手も届かず私はただ、無力だった






「…お前、誰かに似てるって思ってたけど…





…思い出した。恵だ。」





男は振り返り、思い出せた事が嬉しいのか。

私に笑った

知らなかった→←護衛終了と再開



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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , 夏油傑
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ゆい(プロフ) - 出来れば呪術廻戦0を期待します (2023年1月2日 19時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
Mami(プロフ) - 凄く話が良いです! (2022年12月20日 0時) (レス) @page42 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
瑠歌 - 初コメ失礼します!ずっと言いたかったんですけど、お話すごい面白いです!更新がんばってください! (2022年12月15日 7時) (レス) @page22 id: 4793296ced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月7日 16時

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