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変えたのは ページ23

Aを横抱きにしたまま 傑達の元に行けば


「…落ち着いたかい?」

と、傑が言った。


「見ての通り寝やがったよ」


「子供のように泣いてたからね…泣き疲れたんだろう」


そう言いAの頬に触れた傑。
涙の後を指の腹で優しく撫でていた



「餓鬼かよ」


「可愛いじゃないか。あれだけ感情の無かった子が…

で?原因は?」


「何があったか何も言わねー ただ泣いて寝ただけ」


「ははっ、そうか」


「あんな人形みてぇな奴だった癖に…」

子供のように泣いて寝やがった








「だから言っただろう?」


「ん?」


「Aは悟が思ってるより人間味のある子だよ」


と、Aの寝顔を見る傑。


「…」


傑は…凄く優しい目でAを見つめるんだよな。



「?なんだい、そんなに見つめて」

「いや、別に」

「気になるだろう」


言い逃れできねぇと思い


「傑はすげーAを優しそうに…大切そうに見るよな」

と言ったが


「…」

理解出来てないのか、目をぱちくりさせている。



「は?自覚なし?」


俺まで呆気ない声が出てしまった。


「…そう…なんだね。」


「マジかよ」




「純粋に…この子の成長が嬉しいとは思ってるよ」


「…」


「悟はどうなのさ」


「は?どういう意味?」


「好きなんだろう、Aの事。」


傑の発言に心臓が飛び跳ねる。


「…」



寝ているAに視線を移せば
規則正しい寝息を立てぐっすり眠ってる。


…最初は人形のようなコイツが気に食わなかった。
挙句の果て体術では惨敗。

でも気づけば…少しづつ変わっていく姿を見て
惹かれていったのは確かだった










「…多分……そうなんだと思う」


俺こんな小さい声出るんだな

ボソッと、言えば




「好きなら意地悪しちゃダメだよ
Aは人から大切にされる事に慣れてないのだから…
でも人に抱き着けるようになったのも
涙を見せれるようになったのも、きっと悟のおかげだ」


そう言い天内の方へと歩いていった。








「…」




……Aを変えたのはお前だよ、傑


あの時…廃遊園地の任務時からアイツは変わった。
考えを(あらため)直したかのように。



「また見つめてきて…言いたいことでもあるのか?」


「何もねーよ」


「そうやって素直にならないからAに好かれないんだよ」


「あ''!?」











「貴様ら!その女をどうするつもりじゃ!!
妾はまだ信用してないぞ!!そもそもお前達の事も____」

水着→←想像できない



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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , 夏油傑
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ゆい(プロフ) - 出来れば呪術廻戦0を期待します (2023年1月2日 19時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
Mami(プロフ) - 凄く話が良いです! (2022年12月20日 0時) (レス) @page42 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
瑠歌 - 初コメ失礼します!ずっと言いたかったんですけど、お話すごい面白いです!更新がんばってください! (2022年12月15日 7時) (レス) @page22 id: 4793296ced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月7日 16時

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