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ファーストキス ページ3

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高専に来て1週間。


同期とも うまくやれていて何も問題はない。


ただ…1つあるとしたら……




「A〜!!!教室にまた五条さんが来てるよ!!」


『…追い返しといて、灰原くん』


任務終わり、報告書を出しに行った私だが
廊下ですれ違った彼にそう言われた。



「いいんですか。後どうなっても知りませんよ」


『七海くんもあの人に絡まれると面倒臭いって知ってるでしょう?』



そう、あの背負い投げをした日から…
やけに突っかかってきては体術の練習相手となっている

ていうか…すれ違った瞬間にゴングが鳴ったように
体術仕掛けてきますね


……こっちは小さい頃からロシアの刺客育てお墨付きですよ。
勝てるわけないのに




『次は座学ですよね。先に教室行っててください』


「貴方は?」


『すぐに終わらせてきます』


「遅刻しないようにとだけ言っときます」



七海くんが行った後





「あ、A〜!!五条が行ったよ〜!」


後ろから聞こえる家入さんの声。

振り向くと同時に五条悟の腕を掴み、
足を引っかける。

しかし学んだのか、体勢を立て直して再度かかってきた。


……あぁ、これだと遅刻してしまいそうです

蹴りをバク転でかわしましたが、
これだと着地点で再び蹴りを食らうでしょう


となれば…しゃがんでもダメ…なら、



「はッ!?」







「うわっ、体柔らか〜〜」

「また悟の負けだね」


遠くから聞こえる家入さんの声と夏油さんの声。



開脚をし、ペタンと地面に体を添わせる

油断した五条悟の足をそのまま引っ掛けて



『……おしまいです』

そう言えば


「クソッ……てか ちか、離れろよ早く」

不機嫌そうに言われた。


抑え込んだせいで彼との距離が縮まっていたらしい



「お前、全然なんも思わねぇんだな」


『何がですか』


「大抵の女は俺の顔見たら怯むもん」


『……』


それは貴方が美形だからですか?
いや、それよりさりげなく自慢されましたか?私。



『興味ないですね』


何事も無かったようにこちらへ来る家入さん達を見てれば



「…オイ」

『何でしょう』




振り向いた私はそのまま胸ぐらを捕まれキスをされた。




『……』


「……」


綺麗な碧眼が目の前にあって

遠くでは家入さんの笑い声が響く。




「ホントに顔色変わんねーな」


『ええ。』



「……俺ファーストキスだったんだけど。

捨て身の技だったんだけど。」



『…奇遇ですね。私もファーストキスです』

気にしないで下さい→←暗殺相手とご対面



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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , 夏油傑
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ゆい(プロフ) - 出来れば呪術廻戦0を期待します (2023年1月2日 19時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
Mami(プロフ) - 凄く話が良いです! (2022年12月20日 0時) (レス) @page42 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
瑠歌 - 初コメ失礼します!ずっと言いたかったんですけど、お話すごい面白いです!更新がんばってください! (2022年12月15日 7時) (レス) @page22 id: 4793296ced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月7日 16時

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