【呪術廻戦】我慢を繰り返した先には

。終止符を打って25日目 。 ページ25

野薔薇side




「！！！ なんだ貴様ら！先程から邪魔ばっかり…」

「保管庫内に侵入者だ。一刻を争う。そこをどけ」


流石、先生の言ってた通りね。

警備員2人の圧からして強いのが感じ取れる。



「ったく……たまったもんじゃないわね」

思わず頭を抱えしまった。



「今行かれると、困るんだよな〜」

隣で虎杖も頭を抱えた。



……私たちでこんなレベルの高い奴ら…
足止め出来るのかは分からない。

どんな処罰を食らうのかもね。



なんなら…反逆者として始末されちゃったり？






けど、それでも……










「通させる訳にはいかないのよ」


先生は自分の危険を顧みず、呪術界を敵に回してでも、
命に変えてもAさんを救うつもりでしょう



なら……



「ここで私達が命かけないで…どうするのよ」



Aさんが命をかけて私たちを守ったように、私だってAさんを救いたい。




「……貴様ら…侵入者の仲間か？」

圧が強くなる。


「まぁ〜そんなところね」


そう私が言った瞬間。



「……邪魔だ。」



「！！！」


警備員の1人が凄いスピードで横を通り過ぎた



しかし





「行かせねえよ」

と、警備員の動きを止めた虎杖。



「今すぐ離せ。死にたいのか」

「悪いけど、それは無理。」

虎杖が力を強めたのか拘束された警備員の顔が歪む。





先生が帰ってくるまで…30分と予想しましょう。

…なんとか30分持ちこたえるわよ



私と虎杖でこの2人を足止めする。


後は……



「あ〜伏黒に怒られるかな〜」

「どうでしょうね」


伏黒の事だから、ちゃんと先生の指示に従ってそうね


……となると3対2か？




きついな〜 なんて思ったその時。







「え？」


上空で聞こえた爆発音。


そして降ってきたのは＿＿＿＿＿＿＿＿＿








「虎杖！釘崎！俺達で時間を稼ぐぞ！！！！」



「伏黒！？」

「ア、アンタ先生の指示に従ったかと＿＿＿＿＿」



「五条先生は馬鹿そうに見えるけど馬鹿じゃない。
何か引けない理由があったはず

今保管庫内に行かれたら全部がお終いだ。


……きっともう二度とAさんを救えない」



そう言い伏黒は式神を調伏した。



「俺達である程度時間を稼ぐ。

何か言いたいことはあるか？」





「ないわよ。」

「ない！」













、


















「時間を稼ぐ？馬鹿馬鹿しい。

……何年ここの警備員をやってると思っている」



虎杖が拘束していた1人が術式を使い離れた。

。終止符を打って26日目 。→←。終止符を打って24日目 。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す