。終止符を打って18日目 。 ページ18
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｢その術式は力があるあまり恐れられ、
術式名すら明かされていない。あらゆる術式や人間。
記憶、モノを闔に閉じこめ使用させなくする術式。
…加えて…
五条家の資料にそれらしきことが書いてあったんだ。
闔を介して時を戻せるということ。
そしてトリガーは自分の死。」
五条家が僕の力だけで成り立っててよかったよ。
難なく先代から続く資料を保管してる所に入れた。
どうして……五条家がそんな術式のことを知っていて、
なにより保管してあるのかは分からないけどね
「時を超えたって…どういうことですか
それに、トリガーが自分の死って」
恵が首を傾げる。
「あー……記憶を取り戻したって事しか伝えてなかったね僕。
簡単に言うと、Aは時を戻したんだと思う。
何故か分からないけどみんなの記憶から自分の記憶を消してね。」
その後、僕が思い出した範囲のことを全部教えた。
Aが…君たち3人の為に、命をかけて時を戻したことも。
「……そんな、なんで…！」
「じゃあ…俺たちが今ここにいるのは……」
「…」
3人とも、自分のせいで誰かが死んだ…なんて、
受け入れ難いだろう
でも……
「Aにとって君たち３人は大切な人だったんだよ
命をかけてまで、救いたかったんだ」
記憶を閉じこめる、術式を閉じ込める……
時を戻せる…
Aに全部当てはまってると思うんだ。
こんな大層な術式……
もしこれが成立するのなら、上の連中の顔つきが変わったのも全て納得がいく。
「でも……どうして五条先生だけ思い出せたんだ？」
悠仁の質問に 確かに。と思った。
「分からないけど、僕達愛し合ってたしね。
愛のパワーじゃない？」
｢｢「……」」」
「え？」
結構真面目に言ったんだけど、4人の反応は真顔だった。
「これは私の憶測だが……五条。お前の話が正しければ…
Aの術式にも限度があるんじゃないか？」
「例えば？」
「そんな大層な術式…勿論呪力だってかなり消費するはずだ。
そして術式は本人の心理的状況によっても影響及ぼす。
怒りに身を任せたり、情緒が安定してなかったりする時ほど呪力を練れない。術式は乱れる」
脳裏に崩壊してくビルが浮かぶ。
確かに僕はビルを半壊させてたな
「つまり？」
「同じ原理だよ。 お前に対して '' 忘れないで欲しい''
もしAが最後そう思ったのならば、術式は乱れ
お前に対しての呪いは弱まるだろう」
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saachan(プロフ) - 最高でした。物語の内容から秘密が解ける所も考えられていて､感動でした！ (9月25日 6時) (
レス) id: 19e4ed7fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - あ“あ”ｱｱｱｱｱｱｱ“ しにやしたわ (8月21日 15時) (レス) @page50 id: 00641871ce (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - あ”ー涙が止まらない”ぃーーーーー (6月1日 21時) (レス) @page50 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
由衣(プロフ) - 天才だと思います。考え抜かれたストーリー、緻密な伏線、原作に忠実な登場人物の仕草や口調、そのどれもが高密度で滑らかに仕上がっていて素晴らしい物語だと思いました。一生忘れたくない物語に出会えたこと感謝します。 (2023年1月10日 22時) (レス) @page50 id: e683fae7d7 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - 読む手が止まらなくて気づいたら朝になってました…！すごく良かったです！ (2023年1月9日 5時) (レス) id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2022年10月28日 17時
