。我慢94 。 ページ7
【冨岡side】
場面は変わり、紗代の母親が
簪で結香を刺そうとした
......が
《『あなたの夫が作る簪を....っ
人を殺す為に使わないでくださいッ』》
Aが間に入り、変わりに刺さった
腹部から出血するA。
《『本当に、綺麗な簪です、ガラス細工ですッ、
汚しちゃだめですよ？折角綺麗なんですから.....』》
《義勇さんに貰った時ね》
《本当に綺麗で、》
《会う度に簪を触ってくる義勇さんが
とても愛しかった》
《あなたの夫が作った大切なものだから》
《人殺しの道具になんかしちゃダメだよ》
「.....」
''愛おしかった''
.......お前はこんな俺を好いていたのか...？
《『勘違いしないでください。
.......奥さんをあなたのせいで
人殺しになんかさせたくなかっただけです...！』》
俺と煉獄が行くまでにこんなことがあったなんて
知らなかった
そしてモヤは再び場面を変え＿＿＿＿
《『奥さん逃げて！！！！』》
声を上げるA。
その先には母親と結香と鬼。
次の瞬間、結香が母親を盾にした
《「紗代のことを......お願いします、
罰が...あたったんですね、私.....」》
《『だ、だめです、生きてください！！！』》
必死に呼びかけるA。
《「あなたみたいな素敵な人に...
夫の作った簪を付けてもらえて嬉しいわ.....」》
《『奥さん！！！』》
《「.....紗代....立派に生きるのよ....
お母さんとお父さんは傍にいるから....
.....愛してるわ」》
息を引き取った瞬間
《『ふざけるのも大概にしてください！！！』》
Aが結香の胸ぐらを掴んで押し倒した。
《『両親を目の前で失った紗代ちゃんの気持ちが
あなたに分かりますか！！！？？？』》
《紗代ちゃんのことを考えると胸が痛い》
《両親を目の前で失ったのだ》
《鬼にも殺られてもいない。》
《人間のせいで殺られたんだ》
《私たちが.......この子から両親を奪った.....ッ》
Aの心境が心苦しく聞こえる
《『人を守る鬼殺隊が人を盾にするなんて
あってはならないことだッ！！！！！』》
《あなたは少し腕が掠っただけ。
どうして奥さんが死んだの？
己の命のためなら他者の命を踏み台にするの？》
結香の腕を掴むAの手に力が込められていく
《どうしてあなたは結香さんを恨まなかったの、
もっと紗代ちゃんといるべきなんだよ》
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○○(プロフ) - 感動しました！今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ！ (1月9日 19時) (
レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます！！ (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました！目が腫れております（笑）素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2019年10月19日 10時
