目覚めなくなった53日目. ページ6
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【2週間前に取引したこと…
これ成立しましたよね？私。
もう関わりはないですよね？】
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「あ"？夢樺の声じゃねえか」
かっちゃんの言うとうりで、
ボイスレコーダーから聞こえるのは夢樺さんの声。
「おいお前ストーカーかよ」
思わず上鳴くんがそんなことを言った
「なわけねえだろ、続き。よく聞けよ。」
また聞くように促され、耳を傾ける僕ら。
……しかし
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「ちょっと、やめてくださいよ！
私のプライベートの会話ですよっ」
そういう夢樺さんによって阻まれた。
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「…まあ確かにそうだな。」
「夢樺さんからすると
あまりいい気ではありませんわね…」
切島くんたちの言う通りだ…
聞く限り、誰かと電話している内容。
そりゃプライベートだしな＿＿＿＿
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「おい爆豪。それ止めてねえだろ」
「あ、やべ、一時停止押すの忘れてた」
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【私が代わりにあなたたち、ヴィラン連合の仲間を治癒すれば連れ去ってもらえるって…
とにかく、私たちが繋がってたことは
口外しないでくださいよ】
「！！！！！！」
かっちゃんの持つ、
ボイスレコーダーから聞こえてきたのは…
紛れもなく、夢樺さんの声。
「…嘘です…よね？」
「なわけねえよな、」
【これで私のほうが
必要だとみなさん感じたようですね
ありがとうございます荼毘さんっ】
＿＿この場にいる全員が理解したはずだ。
【え？あの女？
…あー、Aちゃんのことですか？
あの人より、私の方が必要あると思います！】
…だから驚いてるんだろ？
だから…
そんな疑いの目を夢樺さんに向けてるんだろ？
【なんていうんですかね…
無理に必要とされたくて、
頑張ってるっていう感じですね！
あ、私学校あるので、じゃ！！！】
だって…この声は…紛れもなく…
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「……夢樺…？」
上鳴くんが、そう言えば
みんなが夢樺さんを向いた
本人は…
「何言ってるの！？私なわけないじゃない！」
いきなり声を出し、拒否する夢樺さん。
「……」
今の僕達からするとその行動さえも疑わしい。
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年7月14日 11時
