【鬼滅の刃】吸血鬼になりまして (ページ10)

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＿いざ、最終戦別＿ページ10

あなたside

鱗「炭治郎。A。お前達は凄い子だ」

炭「っ、」

あ「鱗滝.....さん....」

頭に乗せられた手がとても温かい

目から涙が溢れ、頬を伝うのが分かる。

それは炭治郎も同じだった。

鱗「最終戦別。必ず生きて戻れ。

......儂も妹も此処で待っている。」

力いっぱい抱きしめられ、余計に涙が溢れた。

、

よく.....お父さんにもこうして褒められたな.....

＿＿＿＿＿＿＿

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あ「禰豆子ちゃん、行ってくるね」

なんて言っても、返事はない。

2年間眠っているのだから

それでも毎日呼びかける。
いつか目覚めるって信じてるから。

鬼になると......こうなるの.....？

あ「.......」

私は......2年前の冨岡さんの時以来、

血を飲んだのは1回だけだ。

力を使いすぎると欲しがってしまうのが分かった為

力の制御を必死に鍛錬した。

じゃなきゃ炭治郎から
血を何度ももらうことになるから.....

あ「.....一緒に人間に戻ろうね禰豆子ちゃん」

、

そういい
鱗滝さんがくれた厄除のお面を頭の横につけた

髪も2年前より随分伸びた。

縛っていた布のリボンはボロボロだったのを

思ってか、昨日鱗滝さんから

青い雪の結晶の刺繍が入った布を貰った。

キュッと下でお団子にし縛り、

あ「行こう、炭治郎！」

禰豆子ちゃんの手を握る炭治郎にそう言った。

炭「うん！！！」

外に出れば鱗滝さんが見送ってくれた。

あ「鱗滝さん！行ってきます！！！！！」

炭「錆兎と真菰に｢2人で帰ってくる」と
伝えておいてください！！！！」

そういい私と炭治郎は

最終戦別が行われる藤襲山まで向かった。

、

、

、

鱗「炭治郎......A.....

なぜお前達が死んだあの子たちの名を知っている」

そんなことを言っていたとも知らずに＿＿

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＿＿

【藤襲山】

あ「綺麗.....」

炭「藤の花がこんなに....咲く季節でもないのに...」

あたりは一面藤の花でたくさん

炭治郎と見惚れながら階段を登れば＿＿＿

あ「.......こんなに....」

目の前には私たちと同じぐらいの子が20人以上いた

ここから何人が生き残るのかな

なんて思っていると

「皆さま今宵は最終戦別に
お集まりくださってありがとうございます。」

と、女の子二人がいた。