【鬼滅の刃】吸血鬼になりまして2

＿制御＿ ページ42

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煉「A。
率直に言うが、君は力を制御できていない！！！」




煉獄さんは左目を失ったが、

その他は異常ないためこのまま鬼殺隊の炎柱として

まだまだ責務を全うするとの事。






そんな煉獄さんに



あ「ぇ？」


傷も癒え、久しぶりの稽古。第一声がそれだった。



.......制御？




あ「そんな、制御なんて....
そんなに力ないですよ私」




.






煉「上限の参がなぜあんなにボロボロだったか。
......わからないのか？」




あ「っ.......」




煉獄さんにそう言われ胸が飛び跳ねた。




.




本当は.......分かってたかもしれない


もしかしたら、
自分がこれをやったんじゃないのかって


目を覚ましたら記憶にないことばかりだった


そこらじゅうに氷の漬けで....

実際上限の参も氷漬けで、地面は血だらけ。



意識を取り戻したら重症。




炭治郎はああやって言ってくれてたけど

あんなの嘘だなんてすぐに分かった。


.....嘘が付けないんだもん、炭治郎。





あ「.......」







でも.....






あ「理性を失ってあそこまで暴れる....なんて..

.......怖いですよ、私...」




周りに危害は加えていないはず


でもだからといってあそこまで理性を無くし

暴れたのかと思うと怖くて仕方がない。



森じゃなく街だったらどうなっていた？？




思わず刀を持つ手が震えた。





その時だ。







.








煉「制御できたら凄い力だぞ！！！」



と、励ましてくれる煉獄さん。




煉「あの暴走はきっと
完全な鬼になろうとしていたはずだ。」





....完全な鬼に...




思い出されるのは夢の中で会った兄との会話。





あ「....兄が...言ってたんです、」




煉「む？」




あ「夢の中で、
鬼舞辻無惨は鎖を引きちぎったって.....



私の中には鬼舞辻無惨の血が巡っていて

奴の血は今でも私を完全な鬼にしようとしている｣




なんて、私が言えば






煉「ならばそれに打ち勝つのみだ！！！」




あ「！！！！」




この人はなんて真っ直ぐな人なんだろうか


煉獄さんに言われるとなんだか自信で溢れる






あ「きっと、
感情が高ぶると制御できないんだと思います

......死にかけの煉獄さんに傷だらけの炭治郎たち。

....脈も上がり、
鼓動も速く気づいたらああなってました｣






煉「恐れることは無い。
少しずつでいい、制御できるようにしてゆこう！」




と、頭をわしゃわしゃと撫でられる。







あ「はい！！！」

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