目覚めさせる21日目. ページ21
、轟side
「鍵…」
目の前にはAの家。
何度か おじゃましてた為、挙句の果て
Aから合鍵をもらった始末だった
「……」
あいつの蕎麦また食いてえな
なんて考えながら、合鍵を使って家に入ろうとした
…のだが
、
、
「空いてんのか…？」
ドアの鍵は開いていた。
、
、
Aの親か…？？
なら尚更話さねえと…
なんて思ったが、玄関には靴がなかった。
つまり、この家には誰もいないのだ
じゃあなんで…
、
そう思った時、最初に出てきたのが…
、
、
「爆豪…か？」
こんなことしてる間にも、
みんなが必死になって戦ってんだ
あいつも参戦させねえと。
そう思い、
Aの部屋に直行した。
、
、
、
、
、
、
「………いねえ…」
部屋を見渡しても、
Aの部屋に爆豪はいなかった。
望みだったんだがな…
まあ仕方ねえ
最初から"いる"なんていうわけでもなかったんだ
はやく戻って応戦を…
、
そう思い、戻ろうとした
……時だった。
「………」
足の裏に痛みを感じれば、
切れていて血が出ていた
多分…
それは……
「あいつ……こんな……」
目の前には以前来た部屋とは全く異なっていた
床には物が散乱し、花瓶も皿も割れている。
足を切ったのはこれが原因なんだろう。
、
それに綺麗にラッピングされた箱が
荷物の下敷きになっていた。
飾られていたと思われる花は床に落ち、
枯れきっている。
……どれほど…時間がたったのか、
思い知らせるもの。
あいつがこんなになるまでほったらかしてたって、
思い知らされる。
「………」
写真たても割れていて、散乱してる中。
1つの写真たてはとても目に入った。
ベッドに置いてあるその写真たてを
手に取ろうとすれば
「あったけえ……」
ベッドから僅かに感じる温かさ。
誰かがいたことは明確だ。
多分それが爆豪だったということ。
、
写真たてを手に取れば…＿＿＿＿
「っ……」
A組で撮った写真だった。
1度割れてしまったものでも、直そうとしたんだろう
テープで継ぎ接ぎを補ってあった。
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あめ(プロフ) - ユキナさんの作品が面白すぎて深夜二時から読み始め何作も読んでしまいました…たくさん泣いて笑って楽しませていただきました！気がつけば5時間も読んでました…素敵なお話をありがとうございます！ (2月26日 6時) (
レス) id: 63fa489223 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 泣ける、、、とゆうか泣いた、、、しかも都夢蒼士って名前カッコ良すぎる、、、 (2月21日 10時) (レス) @page50 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 全私が泣いた (2023年4月13日 20時) (レス) @page50 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 私、こういう系で初めて泣きました。深夜2時に号泣してそれからずっと見てて.....文才の塊すぎて尊敬します、！これからも小説頑張ってくださいね (2023年1月3日 21時) (レス) @page50 id: ec9644f59b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 僕、こういう話って映画だとか漫画でも泣けなくて、小説だと泣けるんです。この話で泣けました。実はこういう話めっっさすこ。書くのめっっさヘタで笑うw (2022年10月24日 21時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年8月8日 19時
