目覚めさせる22日目. ページ22
轟side
ほかの写真たてにはこんなことされてない
この…写真たてだけ、
アイツが…どんな思いでやってたか…
「っ…」
考えるだけで、胸が締め付けられる。
はやく…行かねえと…
そう思い、Aの家を後にしようとした時。
「………」
、
物に下敷きになり、
グシャグシャになってるプレゼント箱が
目に入った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿
緑谷side
目の前では八百万さんが作ってくれた
バリケードが破壊される。
、
、
、
「飯田くん！！大丈夫！？」
と、駆け寄ったが
「人の心配をしてる場合じゃないだろ緑谷くん！」
そう言われ、自分の状況を改めて知った。
「そうだね…！」
人の心配なんてしてる場合じゃない。
360度敵に囲まれてるこの状況。
…自分のことで精一杯だ…
「怪我人はでてる？」
「今のとこ、誰一人でてない」
今まで応戦してきたが、
飯田くんはクラスを代表するものとして
クラスメイトにはより気を使ってるようだった
「今のところ…か」
この先誰が怪我してもおかしくない。
しかし、そんな中でも
今。僕達は無傷で戦っている。
警察の方に怪我を負わせてるわけじゃない
、
、
、
、
、
「でも、このままだと…」
プロヒーローだって、警察だってもっとくる。
僕達はもう時間の問題なんだ。
「…轟くん…」
彼に全てをかけた。
でも、
どんな結果になっても悔いはない
どんな結果であれ、
僕達は夢喰いを庇うのには変わりない
「っ！！！！」
しかし、
気持ちはそうでも、体の限界はくるものだった
「くそ、」
みんなだってそうだ
気持ちはそうでも体がついていけない
と、そんな時
、
「緑谷！！あぶねえ！！」
と、僕を押した上鳴くん。
その何秒かには目の前をなにかが通った。
「っ！！
、
…ごめん、上鳴くん」
伸ばされた手を掴み起き上がる。
「構わねえけどよ、みんな限界にちけえ…
今緑谷の前を通ったやつは麻酔薬だと思う。
俺たちに危害は加えねえようにしてんだよ」
「…やっぱり…みんな…」
、
無理してるんだ。
でも、やめようとしないのは、
、
誰のため？
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あめ(プロフ) - ユキナさんの作品が面白すぎて深夜二時から読み始め何作も読んでしまいました…たくさん泣いて笑って楽しませていただきました！気がつけば5時間も読んでました…素敵なお話をありがとうございます！ (2月26日 6時) (
レス) id: 63fa489223 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 泣ける、、、とゆうか泣いた、、、しかも都夢蒼士って名前カッコ良すぎる、、、 (2月21日 10時) (レス) @page50 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 全私が泣いた (2023年4月13日 20時) (レス) @page50 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 私、こういう系で初めて泣きました。深夜2時に号泣してそれからずっと見てて.....文才の塊すぎて尊敬します、！これからも小説頑張ってくださいね (2023年1月3日 21時) (レス) @page50 id: ec9644f59b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 僕、こういう話って映画だとか漫画でも泣けなくて、小説だと泣けるんです。この話で泣けました。実はこういう話めっっさすこ。書くのめっっさヘタで笑うw (2022年10月24日 21時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年8月8日 19時
