母さん助けて詐欺(オレオレ詐欺)への対応を少し考えてみた

オレオレ詐欺その四十五 ページ49

《ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ ｶﾞﾁｬｯ》

『はぁい､もしもし？』

オレオレ詐欺「あ､お婆ちゃん？オレオレ､俺だけど…」

『もしかして…隆かい？どうしたんだい？』

オレオレ詐欺「あんさ､ちょっと車で事故っちゃって…早急に100万欲しいんだけど…」

『んまぁ…それは大変！今すぐ振り込むから､口座の番号教えてくれるかい？』

オレオレ詐欺「あ…えっと…」

オレオレ詐欺(成功しちゃった…どうしよう､こんな心優しそうなお婆ちゃんを騙すのか？確かに最初はそう言うつもりではじめたけど…)

オレオレ詐欺(でも､途中から色んな人と出会って､面白い体験いっぱいして､最早オレオレ詐欺なんて目的､忘れてなかったか？)

オレオレ詐欺(俺は…本当に…)

『どうしたんだい隆､何かあったのかい？』

オレオレ詐欺「…ごめんなさい！俺､詐欺師です！！！本当にごめんなさい！！」

『まぁ…！！』

オレオレ詐欺「やっぱり出来ません！！本当にすいませんでした！！((ﾌﾞﾁｯ」


レオ「…ハエンに､成功したらやめれば？って言われてたし…もう､やめよう。」

レオ「あー…ハエンに会いたいな……でも怒らせちゃったしな……」

[やっほ､何浮かない顔してんのよ]

レオ「ハエン…？！」

ハエン[呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン！ハエンちゃんだよ！]

レオ「あ…こ､この前はごめん！！本当はあんな事言うつもりじゃ…」

ハエン[…ん､分かってるよ。大丈夫]

レオ「…もう一回､チャンス貰えない…？ダメ…かな」

ハエン[…いーよ､その代わり今度は…誤魔化さないでね？]

レオ「…うん」


レオ「いきなりでごめんね､ずっと前から……」


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