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顔洗おうと思って来た洗面所の鏡を見て、あまりにも酷い顔だったけど、笑う気も起きない。
腫れ上がった目の下にファンデーションで隠れるかどうか心配な大きなクマ
ボロボロな肌に浮腫んだ顔
重症だな〜なんてつぶやいて、酷い顔を化粧ノリが悪いながらも生懸命メイクで隠した。
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「A!おはよ〜」
『あぁ、ナツキ。おはよ』
部署は違うけど、同期で社員研修の時に仲良くなって以来、ナツキとは今では何でも話せる仲。
勿論、あたしと太輔の関係も知ってる。
同い年なのに、あたしより何倍もしっかりしてて、お姉ちゃんみたいな存在だ。
「ちょっと、今日メイク濃くない?!浮腫んでる気がするし。どうしたのよ笑 何かあった?」
ナツキぃぃぃいいいい泣
あたし、もうやっていけないよ…
って本当は泣きつきたいし、すぐに話を聞いてもらいたい。
『ごめんナツキ。ランチの時聞いてほしい…』
「わかった。くれぐれも、仕事に支障をきたさないようにね。」
ナツキは鋭い。
すぐに何かを察して、"頑張れ"と笑顔で部署に送り出してくれた。
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作者名:べる | 作成日時:2015年1月18日 17時