キスが呪い？【ONE PIECE】続 (ページ41)

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39、無明ページ41

カ「デュナミスの寿命までしっかり守っておくれよ」

ロ「言われなくても分かってる」

意識が戻った時、

私は船のベッドの上にいた。

ロ「自分で刺す前に契約が切れてること分かってたんだろ」

ロ「なんで刺した」

『ククノチさんを助けたかった』

ロ「ビンガム屋といいお前といい、なぜ敵を助ける」

『分かんないけど、、、、みんな助かるならそれが1番だよ、、、、、、』

すると椅子に座っていたローは立ち上がり私の方に来てベットの脇に背中を向けて座る。

ロ「ワシ屋とカプリがお前を助けに来た。チビ共は一緒にワシ屋たちと帰った。島はそのうち枯れるそうだ。」

『カプリって初代王女の、、、？！』

ロ「あぁそうらしい」

『そう言えばお母さんに会えた』

ロ「そうか、、、ビンガム屋が神を追放されたククノチを連れてきた。今船に乗ってる」

『そっか、、人間になれたんだ、、、、良かった、、、』

ロ「あとお前の島にまた行こうと思う。」

『え、なんで、、、、』

ロ「俺はお前を仲間として船に乗せたんだ」

『そ、そっか、、、うんそうだよね、、、、分かった、、、、』

ロ「おい、まだ話は終わってないぞ！」

もうこの船には居られないのかと思うと涙が今にも溢れだしそうだった。

ク「女」

『く、ククノチさん！、、』

ク「これは何じゃ」

すっと小さな指で私の頬を流れるものを指さす。

『こ、これは、、、』

ク「しょっぱい」

『舐めたら汚いです！！』

ク「これは人間ならみんな出るものなのか？」

『そうですよ、悲しかったり、悔しかったり、嬉しい時にも出るんですよ。笑いすぎで出る時もあります。』

ク「お前は今どれじゃ」

『........悲しい、です、、、』

ク「そうか、、、わしはビンガムと共に過ごすこととなった人間として」

『そうですか、、、きっと見たことないことたくさんありますよ、綺麗なものも、美味しいものも、面白いものも、オーク島には無かったものがたくさん』

ク「そうか、、、じゃあ今わしから出てくるのは何が故じゃろうか、、、、悲しいんじゃろか、嬉しいんじゃろうか、、、分からんのぉ、、、、」

『!!........大丈夫、、分かんない時もありますよ、大丈夫、、、、大丈夫、、、、、』

震えて泣くククノチさんは本当に10歳の少女に見えた。

思わず抱きしめ自分も涙が止まらなくなる。